間違いなく私は食いしん坊。
表題の作品は、ライトノベルであり、少し前から漫画化もされ、アニメ化も近いらしい。つまり人気がある。
オフィス街にある平凡な食堂なのだが、土曜日はお休み。いや、休みではない。週末限定で、この食堂の入り口は、異世界につながってしまう。この店の美味しい食事に惹かれて、異世界の魔物たちが腹をすかして訪れる。
ただ、それだけなのだが、その魔物たちが食べるメニューが、平凡ながら実に美味しくみえてしまう。定食屋で出る簡単なものばかりなのだが、シンプルだからこそ奥が深い味わいとなる。
人間の食事なんてと馬鹿にしていたプライドの高いエルフを驚愕させる豆腐のステーキや、世界を滅ぼす力のある最強の魔獣ドラゴンを陶酔させる、ビーフシチューが実に美味しげに読める。気軽に読めるライトノベルであり、短編集なので尚更気ままに読める。
読んでいると、お腹の虫が鳴いてしまう。だって、実に美味しそうなのだもの。
ダイエット中の方は目に毒なので、読まないほうがいいです。絶対、食べたくなること請け合いですから。でも、こんなお店、実際にあるのかしらん。平凡なメニューこそ、美味しく作るのが難しいことは、日々痛感してますからねぇ。