学者であっても、馬鹿は馬鹿。
そう思わざるを得ないのが、日本学術会議とやらが出した馬鹿げた答申だ。大学における軍事研究の是非を議論したものだが、予想通りというか、相変わらずというか、脳内お花畑信者の根強さがよく分かるものであった。
軍事に関する研究は、戦争への道だから絶対ダメ。学者としての良心が云々・・・
寝言は寝て言え。
平和を守るための軍事研究という視点はないのか。人類という哺乳類は、直立猿人であったご先祖様の頃から、戦いとは無縁ではいられなかった。それは自らの生存を賭けた戦いであり、自らの幸福と繁栄を求めての戦いであった。
その数百万年の進化の過程の中で、直立猿人たちは興亡を繰り返し、最終的に生き残ったのが現生人類たる我々である。戦いの勝者であるがゆえに生き残ったのであり、平和を愛する気持ちはあろうが、戦争に長じていたからこそ、今日生き残った哺乳類である。
お花畑で平和の舞に酔い痴れるのは、夢の中だけにして欲しい。
人類の歴史から戦争がなくなることはなかったし、これからもない。人が人であるが故に、戦争はなくなることはない。
だが、戦争はあまりに破壊性の強い病毒のようなものだ。ならば、真剣に研究し、その有害性を弱めたり、短期間で終わる様な現実的な方策を研究する必要があろう。
先進国で、大学の授業に軍事学がないのは日本だけだ。戦争という現象を研究し、いかに効率よく行い、的確に終わらせるかを、最高学府が研究しなくて、なにが学者だ。
戦争という現実から目を逸らすことが、平和につながると思っているのだろうか。日本学術会議が如何に異常か、よく分かるニュースであったと思います。