便利な生活は、心を弱くする。
特に現代社会は、電気というエネルギーに頼り切りである。その電気がある日、突然訳も分からずに使えなくなったら・・・
そんな危機的状況をコメディーの題材にしたのが表題の映画。
正直言えば、突っ込みどころ満載であるのだが、この映画はその辺りの疑問は棚上げしたほうが良い。そもそも、その危機的状況を告発した映画じゃない。そんな状況下にあって、普通の家族がどのような対応をするかを笑っちゃう映画なのだ。
実際、公開二日目に映画館に足を運んだのですが、ほぼ満席であり、上映中も笑いが絶えないコメディー映画でした。山登りをやっていた私からすると、細かいところで突っ込みどころ満載ですし、電力を使えなくなった世界の描写も甘すぎるとは思ったのですが、そこを主題にした映画じゃない。
この映画、危機的状況で笑ってしまうコメディ映画として楽しむのが正解だと思います。私は十分楽しめましたよ。