都政のドンこと、内田都議が今年夏の都議会議員選挙への不出馬を決めたという。
先の千代田区長選挙での惨敗を受けてのものだが、表向きは高齢と健康問題による不出馬である。一部の支持者を除けば、内田都議は逆風の最中にあり、勝ち目なしと踏んだのであろう。
おそらく、内田氏の胸のなかでは、小池憎しの怨念が渦巻いていることだろう。あくまで都議選挙への不出馬であり、政界からの引退ではないことが、その怨念のどす黒さを裏付けていると思う。
ただ、サルは木から落ちてもサルだが、議員は選挙で落ちれば、もはや議員ではない。如何に政治家を気取っても、もはや丁重に遠ざけられるだけだ。都議員生活が長い内田氏が、それを知らない訳がない。
それでも不出馬を決めたことが、私には不気味に思えてならない。ウソかホントか裏社会とのつながりも噂される内田氏である。なにがなんでも、小池都知事を追い落とす算段を画策していることは、想像に難くない。
これまで、都政の闇を追求するものを、決して許さず排除してきた内田氏である。そして、その内田氏をタブー扱いして、報道を避けてきたのは、他ならぬ大新聞、TVの大マスコミ様である。
これからの内田氏の動向を報じるか、どうかでマスコミの真価が問われると思いますね。