ヌマンタの書斎

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渋谷駅のリニューアル

2020-01-06 11:46:00 | 社会・政治・一般

ますます不便になったのが渋谷駅である。

ニュースなどで報じられているが、東京メトロの銀座線、渋谷駅が従来のJR渋谷駅の上から、表参道側に100メートルほど動き、明治通りの上で開業となった。

渋谷ヒカリエ側に近づいた訳だが、井の頭線から乗り換える私にとっては、ますます不便になった。

だいたい、井の頭線自体数年前に改札口を吉祥寺方面に下げている。おかげで歩く距離が大幅に伸びている。私は歩くのは好きだが、歩かされるのは嫌いである。

日本屈指のターミナル駅でもある渋谷は、年々乗り換えに不便な駅と化している。特にひどいのは、地上2階から地下6階へと移った東横線で、乗り換えるのが厭になるくらい不便である。

他にも、南渋谷駅と改称しろといいたくなる埼京線の渋谷駅ホームもあり、ターミナル駅としては実に不便なダメ駅と化しているのが渋谷である。

原因は分かっている。老朽化した渋谷駅及び商業施設としての駅ビルの再構築である。駅ビルだけでなく周辺の商業施設も、現在大幅なリニューアル工事の最中であり、至る所で工事が行われている。

その際、最優先されているのは、ターミナル駅としての機能ではなく、商業施設としての駅ビルの最適な活用である。だからこそ、電車の駅ホームは可能な限りJR渋谷駅から離される。

おかげで通勤の為、渋谷駅で乗り換える私のような利用者は、限りなく不便を強いられる。

老朽化した渋谷駅周辺の再開発事業は分かるが、利用者に不便を強いるその姿勢が気に食わない。なので、私は駅ビル内の商業施設は使ってやるものかと決意を新たにした次第である。

渋谷という街は東急が仕切っている。西武もあるが、やはり駅周辺は圧涛Iに東急である。そして五島の頃から東急は利用者に不便を強いることを平然とする傲慢さがあった。

駅ビルを東急が仕切りながら、実際には駅から離れたパルコなど西武系が人気であるのは、決して偶然ではない。昔から東急には駅の利便性に胡坐をかいた傲慢さが透けて見えた。それは、今も変わらないことが良く分かる。

私個人の意見としては、現在渋谷駅から遠く離れている区役所や法務局、税務署など公共機関をこそ、渋谷駅ビル内に移設して欲しいと思う。そのような主張をしていた区議会議員もいたはずなのだが、いつのまにやらかき消されている。これが渋谷の実態である。

ちなみに、この辺りの渋谷の裏事情を報じた大手マスコミは皆無だ。報道の自由が聞いて呆れるぞ。

コメント (2)
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