昨年末、お歳暮で頂いたカニ缶は、正月にありがたく頂きました。やはり本物は、日ごろよく食べるカニカマとは一味も二味も違うと痛感。
もっとも、日頃カニカマはけっこう使います。キュウリと和えたり、パンに乗せてチーズとケチャップを加えてオーブンで焼いたりと楽しい。山芋との組み合わせも美味しいです。
日本で生まれたカニカマですけど、消費量は日本が一番ではありません。カニカマを一番食べるのは、実はフランス人、次点がスペイン人だそうで、それを知った時は驚きました。
フランス料理とカニカマ、スペイン料理とカニカマ?どうもピンときませんけど、完全に現地では定着しているそうです。ちょっと調べたら、フランスだとサラダなどに使っている模様。スペインではアヒージョにしていた。これ、私でも作れそうなので、そのうちトライしてみます。
ちなみに、そのカニカマを作っているのはリトアニア。これもビックリ。北海周辺の海で獲れるスケソウダラが原材料だと聞いて納得。日本ではスケソウダラが枯渇して、原材料を輸入することもあるとか。日本人、魚の練り物、好き過ぎなんじゃないかな。
もっともリトアニアのカニカマの製造機械は日本製。まァ世界シェア7割で、品質と性能で日本製がベストだそうですが、特許などをとっていなかったので、中国などの格安機械も出てきているとか。
実は日本って、その手のポカが多い。子供の頃にオヤツ代わりに食べていた魚肉ソーセージもそうで、あれも日本が産み出した食品です。ところが関西の中小企業が開発したけど、特許なんて念頭にないので、他の企業も造り放題。
魚肉ソーセージは今でも一定の売り上げがあるベストセラー商品ですが、まさか特許を取り忘れていたとは思いませんでしたね。ただし、カニカマと違って、魚肉ソーセージは日本限定みたいです。
まァ、普通ソーセージといえば豚か合挽でしょう。まさか魚肉を使うなんて思いもよらないのでしょうね。日本人ってホント、お魚好きなのですねぇ。