ヌマンタの書斎

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五輪開催を巡る発言について

2020-03-23 12:03:00 | 社会・政治・一般

見苦しい。

なんだか何時の間にか、世界中に伝染拡散した新型肺炎のせいで、この夏の東京五輪が中止、延期になりそうな気配である。

ところが日本政府及び東京都の対応がおかしい。絶対に中止はない、延期はありえない、開催は決定だとアピールするばかり。

多分、開催を前提にしているので、それしか言いようがないと思い込んでいる。日本的な言霊信仰もあるのだろう。

バカじゃないかと思う。

表向き、このまま開催だとの姿勢を出すだけなら良い。だが裏では、中止、延期の可能性を模索し、予め対応策を練っておくのが大人の対応だと思う。

多分、密かにやっているだろうと信じたい。しかし、あの対応はないだろうと思う。

オリンピックは日本の為ではなく、東京都のためでもない。

これだけ世界中で新型肺炎が蔓延して、未だ十分な治療法も確立していない中、開催を強行することのおかしさを何故に認識できない。

世界的にも医療が普及している日本だからこそ、この程度の被害で済んでいる。でも世界のどこでも日本並みの医療体制が整っている訳ではない。

事実、ヨーロッパでも南米でも、そしてアフリカでもまだまだ感染は広がりそうである。

このあたりの政治判断が出来ないところが、日本の未熟なところだ。日本人の五輪好きは私も承知しているが、日本で開催が強行されて、その後ますます新型

肺炎の感染が広がる可能性を考えて欲しいもんだ。

別に難しい判断ではないと思いますけどね。

追記 ようやく安倍首相が延期を匂わす発言をしたようだ。決めるのはIOCだけど、延期の場合の対応は日本国内でもやるべきなのです。

コメント (2)
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