小説の面白さの一つに、登場人物たちの絶妙な会話があると思う。
私が名人だと思うのは、田中芳樹だ。ロイエンタールとミッターマイヤー(銀英伝)、ダリューンとナルサス(アルスラーン戦記)、始と続(創竜伝)などにみられる会話の面白さは、いつだって私を笑わせ、頷かせ、和ませてくれる。
最近、読んで感心したのが表題の作品だ。この作者は巧い!と思った。登場人物たちの会話の面白さに引き釣り込まれた。主役はグリンダ王女と、その取り巻き(?)連中だ。この王女、一応ヒロインだと思うが、これほど色気のないヒロインも珍しい。お転婆の域を超越した暴れっぷりが気持ちいい。全18巻もある長編だが、飽きずに読める。茅田砂胡のデビュー作だというから、この作者、なかなかに侮れない。
唯一、難点は表紙のイラストが少女漫画チックなところか。中年男性の私には、けっこう辛かったゾ。まあ、西尾維新も似たようなものだった。ライト・ノベルという奴は、どうしてもイラストに拘るから、これは致し方ないのだろう。
イラストも魅力のうちなのが、ライト・ノベルの特徴だそうだが、そのせいで文壇の世界での評価は低い。いい大人が手を出しにくい雰囲気があるのは事実だと思う。昨年大ヒットした「涼宮ハルヒ・シリーズ」など、さすがの私も手を出しかねている。多分、面白いのだろうが、あのどんぐり眼のイラストを見ると、それを手に取り本屋のカウンターに並ぶ勇気がない。正直、ヌード写真集のほうがまだマシだ。(ヘンかなあ~?)
私としては本の中味が面白ければ、それで良し。ただ・・・もしかして、この作者、宝塚のファンなのだろうか?やけに美形の登場人物が多い気がした。私の僻みかしらん?
私が名人だと思うのは、田中芳樹だ。ロイエンタールとミッターマイヤー(銀英伝)、ダリューンとナルサス(アルスラーン戦記)、始と続(創竜伝)などにみられる会話の面白さは、いつだって私を笑わせ、頷かせ、和ませてくれる。
最近、読んで感心したのが表題の作品だ。この作者は巧い!と思った。登場人物たちの会話の面白さに引き釣り込まれた。主役はグリンダ王女と、その取り巻き(?)連中だ。この王女、一応ヒロインだと思うが、これほど色気のないヒロインも珍しい。お転婆の域を超越した暴れっぷりが気持ちいい。全18巻もある長編だが、飽きずに読める。茅田砂胡のデビュー作だというから、この作者、なかなかに侮れない。
唯一、難点は表紙のイラストが少女漫画チックなところか。中年男性の私には、けっこう辛かったゾ。まあ、西尾維新も似たようなものだった。ライト・ノベルという奴は、どうしてもイラストに拘るから、これは致し方ないのだろう。
イラストも魅力のうちなのが、ライト・ノベルの特徴だそうだが、そのせいで文壇の世界での評価は低い。いい大人が手を出しにくい雰囲気があるのは事実だと思う。昨年大ヒットした「涼宮ハルヒ・シリーズ」など、さすがの私も手を出しかねている。多分、面白いのだろうが、あのどんぐり眼のイラストを見ると、それを手に取り本屋のカウンターに並ぶ勇気がない。正直、ヌード写真集のほうがまだマシだ。(ヘンかなあ~?)
私としては本の中味が面白ければ、それで良し。ただ・・・もしかして、この作者、宝塚のファンなのだろうか?やけに美形の登場人物が多い気がした。私の僻みかしらん?