ウムー、ピンボケの小黒川
いろいろ書きたいことはあるが、さっさとコースの概略を済ませてしまおう。
小黒川を渡渉せず、標識布に従い下流から見て左岸を進み、しばらくすると徒渉点に出る。そのまま忠実に標識布に従うと、3,4回徒渉を繰り返すことになるが、必ずしもそうしなくても行ける。ただし、踏み跡がしっかりと定まるまでは、コースをあまり外さないように歩くという配慮も必要だ。昼飯を食べた河原から1時間も歩けば、南沢の手前約100メートルほどの小黒川林道に飛び出る。
南沢からテイ沢までは10分、テイ沢から牧場までは30分とかからない。
以上を整理すると、
牧場ー半対峠:2時間、半対峠ー小黒川:30分、小黒川ー南沢:1時間、南沢ー牧場:30分、で約4時間の行程。これに休憩時間が加わる。
コースは未整備で変化に富むが、危険個所は少ない。小黒川の水量は大雨の後でもない限り、徒渉を格別困難にさせることはないだろう。牧場をベースにすれば、川で遊んでも1日のコースとして、まず理想的と言える。
鹿麗高原までを往復すると、25キロ、休憩時間を入れないでも7,8時間を見なければならない。もう少し手頃な選択肢はないかと、ずっと考えてきた。その果てにこんな素晴らしい、歴史の趣さえも感じさせてくれる古道に行き当たるとは、大満足だ。まずは、今夏すでに予約の入っているボーイスカウトの彼らに勧めてみたい。
入笠の伊那側の奥行は深い、広い。ここはなるべく人の手を入れず、自然のままにしておきたい。できるだろうか。もちろん橋も不要、架けない。それにしても、あの標識布はだれが付けたのだろう。彼らに感謝と敬意だが、やがてはあれも、必要のなくなる日が来ることを願おう。
山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては6月2日のブログをご覧ください(近いうちに、案内を新しくします)。管理棟への問い合わせは、電話:0266-62-4122まで。昼と午後5時前後に願います。