昨日、”峠の星を見る人”に半年ぶりくらいで会った。で、ちょっと天体望遠鏡や銀河について、教えを乞うてみた。親切な「星を見る人」はこともなげに言った。
「天体望遠鏡は100万ぐらいでもそれを収納するドームには金がかかるから、マァ500万ぐらい、それに立ち上げ、メンテナンス、部品交換などで・・・ザックリ言って1000万あればいいんじゃないですか」だと!確かに「星を見る人」の観測機器や設備は、とても立派そうだ。
センセイ、参りました。時代遅れの山小屋に、そんなハイテクは無理であります。センセイの場合はどうか知りませんが、普通一般の人が星空を見るのに、そんな大枚を払うことなどとても考えられません、できません。それにしてもそうなると、天文愛好家はどうしたらよいんでしょうね。赤道儀も付かない望遠鏡で、星をを眺めて喜んでいるあの少年たちのことが、何だかとても不憫、可哀想に思えてくるんですけれど。
伊那市が潤沢な予算を用意して、入笠牧場に天文台でも建てると誤解されたのでしょうか。そうなるといいのですが、そんな話は今のところまったく聞いておりません。
もっともともそんな設備ができたとしても、ナントカ天文台で専門家が眺める天体や、ハッブル望遠鏡の画像なぞに比べれば、性能的にはこれまたエライ差があるのでしょうね。
こうなると、まさに宇宙と同じくきりもない話で、遠い昔しの羊飼いのように、ただ、ただ星空を眺めることで満足するしかありません。長い旅から帰ったお金のことは、忘れます。
センセイのご親切は忘れません。敬具
時代遅れの山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては6月2日のブログをご覧ください。