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ここ幾日か、牧場内の森の中を走る水道管の修理をやっている。この二つの不良個所は、牧場の仕事を始めた8年前にも苦労をさせられたところで、そのときのことが甦る。支柱にするために今ならどうとも思わない雑木を3,4本切るのにも緊張したものだ。今やその支柱も枯れて朽ち果てようとしている。こんな風にして時の経過を知らされることもあるのだと思うと、何だか愛おしいような気持ちさえしてきて、役目を終えたかつての支柱を上部から落ちてくる細い流れの横に並べて置いてくる。
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この牧場の将来は分からない。新しい形態で存続できたとしてもきっと、現在のような取水方法は近代化され、変わってしまうだろう。それでも今度は古い鉄製の支柱にしたから、前回よりは余程持つ。「なんだ、この素人仕事は」なんて言いながら、今度はいつのころ、誰がこの場所に来て修理ならぬ、撤去作業をするのだろうか。
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それにしても、この取水のための途方もない先人の苦労と努力、本当に感服してしまう。いまのように機械に頼らず、ほとんどが手仕事だったろう。どんな期待や未来をこの牧場や宿泊施設に託したのか。いくら聞いてみたくもそれを語ることのできる人は、もういない。
ハシモトさん、メール拝読。まったく気にされることはありません。どうか、天気の良い日を選んでお出で下さい。台風はもとより雨の森の中を楽しむには、年期が要るのです、クク。今日も森の中で沢の音や鳥の声を聞きながら、いい一日を過ごせました。
雨の降るのを察知できるのか、また牛たちがノロノロ、ゾロゾロと国有林との境にある、お気に入りの落葉松と白樺の林の方に移動していくところが見えます。牛は蚊を避けるため、草を食べている間も絶えず尻尾を動かしています。
山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては7月9,13日のブログをご覧ください。