台風は去ったはずなのに、いつまでも空はすっきりとせず、まるで予後に苦しむ病人のよう。牛は無事昨夜の雨風を凌ぎ、草の上に横になりながら、濡れた体を乾かすのに余念なし。塩でもくれると思ったか、あとを追ってくる。入牧から1か月以上が過ぎたし、呼べば巨体をゆすって走ってくるようになった。
まだ正式に決まったわけではないが、牧場南門から入笠山々頂へ上る登山道を開けて欲しいという要望がある。この登山道を解放すると、行き場に困ったたくさんの登山者が降りてくる。「牛にやさしく」から「人にやさしく」が増える。それはともかく、この登山道の横には、有害駆除用の大型囲い罠があって、時々銃を使う。そのため、日の出から午前10時までは年間を通じて通行止めにし、駆除はその間にする、という案を出している。
トイレとか、受け入れの問題はある。が、とりあえず山頂まで草を刈り、枝打ちし、標識布も付けた。この件、少し言いたいこともあるが、堪える。ただ、どこぞから、また何か言ってこなければよいが。
石堂越えについてブログに載せて2,3日したら、「入笠トレッキングコース通行止」だと。間伐が理由のようだが12キロもの道、一体どれほどの範囲で間伐が行われるというのか。作業者は、こっちの質問に理解を示し、「われわれも気を付ける」と、快い返事をしてくれたのに。安易に過ぎる。言いたいこと、山だらけ。
明日はTDS君と恒例のテイ沢の草刈。ここも、まさか「通行止めにする」などとは言わんでしょうが、気になる。
山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては7月9日のブログをご覧ください。