入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   雨の日のまき場

2014年07月05日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

     なにを考えているのやら

 昨夜は帰りそびれて、食糧の手当てもないまま、また上に泊まる。
 
 カッコーは早起きだ。明け方、カッコーの声で起こされる。するとつられるように、ホトトギスやキジが鳴き出した。もう一種、忙し気にピュルピュル鳴く鳥がいるが、どんな鳥かは分からない。やがて雨脚が強まるとともに鳥の声は消えて、雨音だけが残る。
 9時近くになって、雨が小降りになる。するとまた、幾種もの鳥の鳴き声が賑やかに始まった。今度はウグイスも加わり、間を心得てでもいるかのように、いいタイミングで上手に歌う。


     ただ咲くだけの野菊かな


     ただ咲くだけの野菊かな

 雨の中、牛のご機嫌伺いに第4牧区に登る。それほど探す間もなく、全頭を確認する。いつもなら走り寄ってくる57番も、反芻に集中でもしているのか動かない。雨をそれほど気にしているようには見えないが、濡れそぼつ牛の背から湯気が立っている。



 さて今日はもう下ろう。こうして山の中にいる方が下よりかよほど落ち着くが、今日はなんだか雨の森の中をゆっくりと車で走ってみたくなった。それに濡れて身体が冷えたか、風呂と熱燗が恋しい。

 山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては6月2日のブログをご覧ください。

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