入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   影の薄い入笠の伊那

2014年07月29日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

  「牧に集う」                             PH提供:Ume氏


 こんなころもあった。涼しい風が吹いて、この貴婦人の丘は牛にもお気に入りの場所。ために同類の鹿にも大分泣かされた。今あの鹿たちは、集団で姿を見せることがすっかり少なくなってしまった。
 
 と思っていたら、驚いた。今朝来る途中、牧場内を流れる初の沢は禁漁にしているが、その注意書きの前にわざわざ車を停めて魚釣りに入っている者がいる。あまりに悪質で見過ごすわけにいかず、久しぶりに沢に降りてみた。なんと、釣り人と鹿の足跡が縦横についていて、さんざん苦労して張った牧柵は、いたるところでズタズタに切られしまってている。こんなふうになってしまったのは、入牧頭数の激減したここ1,2年の間のことだ。

 ここまでするのか人も鹿も。今では希少なヤマトイワアナの生息する、限られた沢だというのに。この車も諏訪ナンバーで、牧場内に侵入する車の中では松本ナンバーと比べ圧倒的に多い。春の山菜、秋の茸、エライ台数が道路のあちこちに駐車していて、これまたマナーのよろしくない車が目立つ。

 昔も、諏訪を治める高島藩と伊那を治める高遠藩の間には、領地の問題が絶えなかったと聞く。具体的な地名を挙げることは避けるが、諏訪側に押され気味であったことを示す地域、つまり不自然な行政区は現在も残っている。そして残念ながら現代も入笠は、諏訪、茅野、富士見の前に伊那は影が薄い、というような気がするのだが・・・。

 このブログに予約を下さる方もいるようになりました。井上さん、了解でござる。名古屋のまあさん、いい反応です。H子さんは来たのかな。Chiyさん、毎日拝読してます。食べ物の話題が多ございますね。クク。カールママさんにも遅いお礼、中山さん、またよろしくお願いいたします。Umeさん、まだうまくいかずすいません。今日使わせてもらったPHは、別のホルダーのものです。夏雲の湧くまき場、ぜひともここに載せさせていただきます。明日はかんと氏の天体写真、ご期待ください。

 山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては7月9,13日のブログをご覧ください。

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