
薄曇りの穏やかな朝を迎えた。キャンプ場の水場の傍にある小さな流れに咲いたクリンソウ、これは自生したもので、今にあそこの"大群落"のように大きく広がっていくといいのだが。ただそれも自然に任せる。
昨日、富士見町の努力や熱意について呟いたばかりだが、観光目的であまり自然に手を加え過ぎるのはいかがなものかとも思う。首切り清水付近も広範に草を刈り、粗末な腰掛が幾つか置かれていたが、あまりいい眺めとは思えず、違和感を感じた。
伊那側は、富士見側と比べたら情けないほど行政の手が入っていない。しかし、このごろでは諦めもあるが、それでもいいと考えるようになってきた。必要以上に観光客に媚びては、自然破壊につながりかねないと危ぶむ。どうだろう。
高校総体の山岳部門で、登山で使われる道中の便所が水洗でないと参加生徒の父兄が主催者側に抗議をしたという信じられない話を、先日ある人から聞いた。呆れ果てた話で、こういう人たちが育てる子供は、さぞかし立派な大人になるのだろう。
当キャンプ場のトイレも清潔を心掛けてはいるが水洗ではないし、腰掛式でもない。近頃の子供の中にはそれに抵抗を感ずる子もいるようだが、我慢してもらっている。いつかは近代的なトイレをと思っているが、水と排泄、大事なことを学ぶべきだ。
二代目(種牛マッキー)の扱いに頭を悩ませていたら、また第1牧区で脱柵があった。今度は別の牛33番で図体も大きく、いい歳をしてきょうも全力疾走を強いられた。何とか追い戻せたし、脱柵場所の確認、補修も済ませたが、気の休まらない日々が続く。二代目については、やはり、カプサイシンしかないと思う。

海老名出丸さんが素晴らしいワッペンを作ってくれた。人気が出ること確実だろう。上手な利用法を思案中。大丈夫、君にも、貴方にも、お前にも上げる。
パンダさん、天候には恵まれなかったけれど、それもまた懐かしい、大切な思い出になります。今度は大きな空、牧場、そして星空を見にお出でください。
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