入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「初夏」 (16)

2019年06月17日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など




 真っ青な空に白い筋雲、梅雨の晴れ間の今の時季、特に素晴らしい。添えるに相応しい言葉などないが、牛たちが自主出演を買って出てくれた。

 きょう初めて第1牧区の牛たちに対し、調教を兼ねて給塩を行ってみた。いい具合に、塩くれ場から100メートルくらいのあまり離れていない放牧地に1頭の牛が見えた。行ってみたら丘の向こう側にぞろぞろと寝そべって反芻している牛の一群、その数16頭がいた。まだ呼んだくらいでは来ようとしないが、塩の入った袋をかさかさと音を立て、牛の反応を窺いながら接近を試みる。牛にどの程度の嗅覚があるのかは分からないが、それでもきょうは変な物を持っているぞといった程度の反応は見せる。さらに近付き、袋の口を開けて、好物の塩だぞと見せてやった。
 それで分かったのか、それとも匂いに反応したのか、ゆっくりと引き返し始めたら、警戒しながらも後を追ってきた。





 そしてご覧のような次第。この後、残りの4頭の確認に手間取ったが、それでも脱柵牛6番とジャージー牛5番がまたメンバーを入れ替えて雷電様から南へ行った高台にいた。
 その間に、すでに先ほどの牛たちは塩場から離れていたので、どのくらい塩を摂ったかを確かめ、1回の給塩のおよその必要量が分かったところで余った分は持ち帰った。何故そうするかと言えば、牛と同じ偶蹄類の鹿を誘引したり、与えたくはないからだ。
 
 さてさてこうなると、いよいよ囲いの中の二代目マッキーさまのご機嫌伺いを、柵の中へ入ってやらなければならないだろう。今朝も、柵越しながら一番最初に駆けつけてきたが、あの不細工な顔からはなかなか彼の気持ちまでは読めない。

 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。





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