入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「初夏」 (27) 

2019年06月28日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうまた牛が上がってきた。一般牧区に和牛が5頭、まき牛牧区には和牛3頭に乳牛が1頭。これで、種牛も含めて入牧総数49頭、入笠牧場としての最低の体面は何とか保てるだろうか。後は種牛をどこまで今の環境に馴化させ、しっかりと仕事をさせるかだ。



 この白いビニールに包まれて干し草が入っている。1ロールの重さが300㌔ある。昨日はこれを2個開梱し、種牛を警戒しながら畜産課々長と二人で囲いの中に押し込んだ。
 その苦労な作業だが、まず1ロールをトラックから軽トラに積み、牛が外に出ないように注意して扉を開け、軽トラを後ろ向きで入り口のすぐ内側に停める。それで荷台から降ろそうとするのだが、これが逆勾配で、二人ではいろいろと手を尽くしてはみたがとても無理だった。ついには通りがかりの登山者にまで協力してもらった。
 草はしっかりと巻かれていて、フォークがないから少しずつ手で剥がしながら放り込むのだが、2ロール終えたらヘトヘトニなってしまった。その草も1日が過ぎただけで今はもう4分の1くらいしか残っていない。しばらくは同じ方法で給餌を続けるとしても、やはり4か月はとても無理だろう。
 ということは、第4牧区へ出すしかない。牛の頭数確認などの牧区内の巡回は可能な限り車で済ます方法も考えられるが、生憎あの牧区は小入笠の頭まで傾斜のきつい放牧地が殆どだ。やはり、あの護身用を持って行動するしかないだろう。

 3時ごろパラパラときたが、今雨は止んでいる。牛が草を食む姿が見えて、その背後の落葉松林の上を霧がなぞるように流れていく。静かないい眺めだ。

 赤羽さん、残念ながら好天は期待できそうにありません。折角の家族観望会ですから、ここの素晴らしい星空を堪能できる別の機会をお勧めいたします。

 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。

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