昨日は久しぶりに布団を干したら、期待したような明るい春の日は射さず、薄曇りの天気で落胆した。また、好物の湯豆腐を食し、鍋じまいをした。まだ山芋があるがこれも近々にとろろ汁にして、すり鉢も片付けるつもりでいる。冬の無聊な夜を癒してくれた白鳥恵美子さまの「冬の星座」の聞き納めもした。
そして今朝、蕗の薹の味噌汁を作ったはいいが味噌を入れるのを忘れて、椀にもってからそれに気付いた。情けない話である。
きょうの写真は、われらが「星の狩人」かんと氏の、初公開となる"基地"の一部である。氏が狙う獲物は星や星雲で、こっちは牛や鹿、あまりにも違い過ぎて話がよく分からないが、何でも新しい機材を増やしたとかで、先日この写真を送ってくれた。曰く、
「忠実な色の表現の為に①画面を、部屋(作業場)の余分な明かりを遮光するために②遮光フード
を、定期的な画面保守のために③キャリブレーションを、印刷した写真の本来の色を見るために
④LEDスタンドを、ノートパソコンは開けなくても良いので⑤キーボードを調達しまた。」
と。
フム―、最近ではすっかりピアノに凝っているものと想像していたら、やはり星や星雲のことを忘れてはいなかったのだ。それにしても、几帳面なかんとさんらしく、何台も所有している望遠鏡や赤道儀、三脚その他の付属機器は、どこかに片付けてあるらしくこのPHでは見受けられない。当牧場へ来た時は大体10畳、もしくはそれ以上の場所をそれらで占拠するのに。クク。
Photo by かんと氏(うち3点は再録)
入笠牧場は星空の美しさについては自慢していいと思っている。以前は結構多くの人が来ていたが、このごろは忘れられたのか、望遠鏡を並べる人たちは入笠山の登山口、第3牧区の入り口の草原で止まって、峠を超す人はすっかり減った。その中でかんとさん、TBIさんを含む少数の熟達者が、いまだにやって来てくれる。
伊那市の、秘かに「デネブ市長」とも呼んでいる白鳥市長は「入笠の夜空は日本一だ」と言って、自身の特大の名刺にも、かんとさんが入笠で撮影した天の川の写真を使っていたはずだが、さて今は。
今年は、もう少し星に関心のある人たちに、峠を越えて足を延ばしてもらいたい。それだけのことはあると、その目で是非確かめてほしい。
本日はこの辺で、明日は沈黙します。