入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「春」(17)

2023年03月22日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 好事魔多しとはこういうことを言うのだろうか。自らの健康を喜び、軽トラのように生きていきたいと呟いた途端に、何とcovid-19に感染したのではないかという疑念に襲われた。鼻水がやたらに出て、2,3日前からはのどの痛みを感ずるようになり、となればてっきりこれは、忘れかけていたアレかと思ったのだ。「福島村騒動記」の始まりである。
 
 万一、それこそ万一罹ったとしても、ワクチンは5回受けているし、重篤化するとまでは考えていなかった。気になったのは、他人に感染させてはいけないということで、過去に会った友人知人を一応簡単なメモを基に調べてみたら、中に基礎疾患を持った友人がいた。加えて、きょうから帰郷した友人にも配慮する必要があった。
 この週末には、その帰郷した友人の家で10数人が集まり、カレーライスの会を開くことになっていた。しかも、その料理を担当することになっていたが、ひとまず中止と決まった。

 入笠へ行った13日を含め、過去10日間の間には合計で4名としか会っていない。その後、この人物らと電話での会話はあったが、誰からも特段の異常を訴えるような話はなかった。体温はいつもと変わらず、鼻水もおさまり、のどの痛みは市販の風邪薬で治まっていた。
 きょう、いろいろと工面してくれる友人たちのお蔭で、簡易検査2種類を使って調べてみると、両方の結果はやはり陰性であった。
 もしも普通の風邪なら、今春はズボンの下に履いていた肌着を脱ぐのが早過ぎたせいだろう。

 そのことに気付いて、実はこの1週間ほど、厳冬期の入笠並みの身支度に変えていた。居間の温度は常に20度以上に保ち、山用の肌着2枚に高所用の羽毛服を着て、寝る時も、敢えて分厚い羽毛服を着たままで布団に入っていた。
 これは風邪を引いた際、熱目の風呂に入ってから羽毛服のまま布団に潜り込み、強制的に汗をかきながら次々に肌着を取り換えて体温を下げるという、いつもの対処療法とほぼ同じである。
 しかしこの荒療法は、相当に体力を消耗する。それに、もしcovid-19ならこの手は通用しないはずだと考えて、前半の入浴及び強制発汗は行わないことにしていた。

 清貧独居禁欲を守り生活してきた身で、これがcovid-19なら、理由は分からないが天罰だと思うしかなかった。今は窓を開け、暖房を切って、春のそよ風の快さを身に沁みて感じている。ただ、まだしばらくは安心せず、人との接見は極力慎むつもりでいる。

 WBCに優勝できたのは大いに結構だが、相手選手が神聖なグランドでやたらに唾を吐き散らすのは、風貌は措いても、さながら未開の人のように思えた。日本選手の行儀の良さが光った。
 本日はこの辺で。

 
コメント
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