入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「春」(19)

2023年03月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など




 毎春同じことを呟くが、梅や桜のように木に咲く花の方が地べたに咲く草花よりか好きだ。中でも花と言えば桜のことで、桜と言えば山桜のことだと思っている。今年は、いつもよりかこの辺りでも花の咲き出すのが早い。

 朝起きて早々に、昨日目にした「策立て」の桜の花を見に行ってきた。この辺りでは此処ともう1本、ある会社の庭に植わっている木が最も開花が早く、どちらも古木ではなく若い木である。それだけ生命力が強いのだと、昨日駒ケ根へ夕飯を食べに行く途中、食通の元製材会社の社長が蘊蓄を傾けるように言っていた。
「柵立て」というのは、その昔も江戸のころ「暴れ天竜」の異名を持つ天竜川の護岸工事に用いられた工法「柵立木工沈床工事」から来ている地名だとか。文化年間には1万7千を超える人がこの作業に駆り出されたと、新道路が建設された際に設けられた近くの案内板に記されている。(3月24日記)

 段階を踏むようにして季節は進み、野山に生気が戻ってきつつある。陽気に促されて、田や畑に人の姿を目にするようになってきた。
 
 山の雪のことが気になるから、来週になったらまた林道の様子を見にいくつもりでいる。すでに牧場へは撮影のための下見、いわゆるロケハンの依頼が幾つも来ているが、除雪に関しては今年もはっきりとしたことは皆目分からず、すでに1件は撮影そのものを断わざるを得なかった。
 除雪といっても大した費用がかかるわけではないのに、行政が重い腰を上げようとしないのは例年のことだ。いくら腹立たしい思いをしても、それすら伝わるべきところへ伝わっていかない。実にもどかしい。熱が冷める。
 
 本日はこの辺で、明日は沈黙します。

 
コメント
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