入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「春」(22)

2023年03月29日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 今週末か来週早々には、この雪を除去するために上に行く。今年こそは除雪車を入れてくれるように要請したが行政の重い腰は上がらず、農協が支援してくれるところまで話は進んだが結局、いつもの年と同じように他人の手を借りず除雪は自分ですることにした。
 開山祭の前には林道の缶拾いに多数の職員を動員し、農協にも声がかかる。廃土板を装置したトラックを走らせて除去した土を路肩へ盛り上げ、結果的にはその土が排水路に流れるはずの雨水を塞ぐという、素人には理解に苦しむことならしてくれる。しかし、それだけだ。



 きょうもいい天気だ。こんな陽気ならカタクリの蕾が花を開くかも知れない。ようやく、わが家の土に慣れてくれ、さらに仲間を増やしてくれるなら、どれほど喜ばしいことかと思う。それにしてもここ何年も、こんな野の花にこれほど一喜一憂するとは思わなかった。
 
 いや、しかし、あの訪れる人も稀な峠の灌木林の中で、あのカタクリはその姿を誰にも知られず、野生のままで終わる方が良かったのか、とも思う。あの場所も年々環境が変わり、悪化し、もしや花を咲かせることができなくなったとしても、だ。
 確かに花はあの元の環境が合ったからささやかな生を得ることができ、仲間を増やせたということだろう。仮にここへ移植したことで多少寿命が延びたとしても、人が考えるように花が喜ぶわけではない。あくまでもそれは人の妄想であって、自然は人のためにあるのではなく、自然は自然のためにある。余計なことをしたのかも知れない。

 昔し、「ガイア仮説」などという言葉を耳にした。地球を自己調整機能を持ったひとつの生命体と見做す考え方で、「ガイア」とは大地の女神のことだったと記憶している。
 46億年の歴史を持つ地球は、たったの20万年かそこら以前に登場したホモサピエンスのせいで、われらも属する生命体・ガイアが、本来備えていた調整機能を上手く働かせることができなくなってきたと主張するのが、この「ガイア仮説」のあらましだ。近年加速する温暖化などはその典型的な例になるだろう。
 となれば、その機能回復のためにもしも女神が、人間は地球にとってcovid-19のようなウイルス的存在だと判断を下したならどうなるか。人類は存続できても、その未来はかなり悲観的になるのだが、そうなるかも分からない。
 
 いや、カタクリから話が飛躍し過ぎた。本日はこの辺で。
 

 
コメント
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