Photo by Ume氏
呆れている、まったくもって呆れ返っている。目が覚めたらナント時計は9時半を回っていた。こんな好天も知らずに眠り呆けていたとは。確かに"嗜眠癖"の傾向は認めるが、それにしても昨夜は翌日の予定を考えて10時半ごろには床に就いたはずで、夜中に一度起きたような気もするがそれさえ覚束ない。
江戸から帰って、心のラジオ体操は再開したが、散歩はおろか格別肉体を使ったわけでもなく、疲労が原因とは嘘でも言えない。
翌日の予定とは、毎年3月の3日前後に行くと決めている入笠行、それを寝過ごした。目が覚めて、急いで出発することもできないことはなかったが、気温が上がり、凍って締まっていた雪が弛むと、山椒小屋跡からの樹林帯は歩きづらくなる。思い留まることにした。ということは結局、行くのが億劫になっていたということだろうか。
確かに、以前のように喜んで出掛けるほどの気持ちがあったかどうかは微妙なところで、半分叱って、半分赦しているような自分を、無念だが認める。
しかし、そうと決めたら、これからの一日をどうやって過ごしたらよいものか、思い浮かぶことは何ひとつとしてない。楽しみにしていた番組が録画できていなかったようなもので、自分のせいだが、途方にくれている。
遅い朝飯を食べた。貰い物の上物の紅鮭、昨夜作り置きしたほうれん草、ブナシメジと豚肉を炒めて醤油とオイスターソースで味付けした不思議な料理、それに酢をたっぷり入れた納豆と味噌汁。
昼はうどんにした。その昔、うどん屋をやろうと思ったくらいだから、これには凝る。関西風で、汁は薄味ながら鰹節をしっかりと使う。わかめ、豚肉少々、天かす、シラス、紀州の梅干、しょうが、ネギと入れたところで、卵は使わない。基本の味が変わる。
忘れかけていたが、朝飯と昼飯の間に風呂に入った。そして時々独り言を繰り返しただけでもう、午後の3時になる。
昨日も呟いたが、すぐに気持ちを切り替えることができなくなっている。これは最近になって気付いた傾向で、脳の働きがぎこちない動きしかできないロボットのようだ。きょうは愚痴りばかり、悪しからず。
本日はこの辺で。