午前6時、気温2度C薄曇り。久しぶりに朝焼けを眺めている。昨夜も上に泊まった。「NPO法人みろく山の会」の冬季合宿(2月25,26,27日)の荷揚げがあったり、罠に掛かった雄鹿の始末に思いのほか手間取ったせいだ。
今日の写真は、山室川と栗立川の合流点である赤坂狭で、昨日上ってくるときに撮った紅葉(こうよう)。ここから種平小屋へは、徒歩でも15分で行ける。
さて、これはカエデかモミジか。この付近にはたくさんの似た種類の紅葉(こうよう)が見られ、そのトンネルを抜けてくる。赤や黄色に色付くそれらを、いままでずっと単純にモミジだと思って眺めてきた。今も、あえて正確にその種別を付ける気にはならない。五つに切れ込んでいるからモミジ、その程度で充分である。
山室川が削ったこの芝平の谷には、注意して見るまでもなくカエデだか、モミジだかがよく目に付く。それが清冽な水の流れとよく合って、春夏秋冬移ろいゆく季節に応じてこの淋しい谷を飾る。
そう、思えばこの谷こそが遠い昔、北原少年が分校に通う姿をじっと見続け、長じてこの谷を去っていく後ろ姿を見送り、そしてまた、法華道に憑かれた身がこの谷に戻ってきたときも黙って迎え、見守った。北原のお師匠にとってはかけがいのない谷であり、故郷(ふるさと)である。
よく闘った。
Xさん、残念ですが、コメント届きませんでした。千葉のMさん、まだ雪はありませんから四駆でなくとも大丈夫です。
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