つれないことをするものだ。あれほど長期に亘って富士見から入笠への道路を交通規制をしておきながら、ようやくそれが終わったと思ったら、その翌日から通行止めにしてしまった。現在は、富士見パノラマのゴンドラも定期点検と補修のために運行が停止されている。ゴンドラの営業には支障がないはずだから、せめてもう少しの間だけでも通行止めなどせずにおけなかったのだろうか。
実は昨日ここへの訪問者から、沢入以降が通行できないと知り、青柳から金鶏山経由のひどい林道を遠回りして来たと聞かされた。雪による事故でも起きれば、道路管理者として町に責任が及ぶと案じての処置だろうが、まだ早くはないか。道路を通行止めにするということについては気象条件などを考えて、もっと慎重な対応をしてもらえないだろうか。
入笠山に来る方法は幾つかあるが、富士見町から来る道路が一番整備されていて、安全である。それでいて、長期の交通規制をやり、毎年一番早く通行止めにしてしまう。伊那側は特に通行規制はせず利用者の判断に任せているから、冬でも雪の状況次第では車で来れる。
沢入の通行止めの場所を見てきた。。道路を封鎖していた馬は簡単に動いて、いくらでも開けて通ることができた。あれでは責任逃れの口実にはなっても、実際の規制にはほど遠く、役立たないだろう。「落石注意」と同じだ。それに途中で出会った年配の夫婦は、沢入で車を捨てて来たという地元の人だったが、そういう人らにとってもやはり通行止めは早過ぎて不便だと不満を言っていた。
町にいろいろな事情があることは察しがつく。関係者の努力や、頭の下がる話も聞いている。だがそれでも、車で来ようとしていた人たちには長いこと不便と余計な出費を強いたのだから、せめてゴンドラの運休中ぐらいは気持ち良く、車での通行を認めてやることはできないものだろうか。
八ヶ岳の山腹を彩る紅葉は今が最も見どころ。それに初冬の山の深い山気を味わいたいと思っている山好きは、まだまだいる。
写真は杖突街道で本文とは関係なし。O沢さんのコメントには明日答えます。I上さん、ありがとう。
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