入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’17年「秋」 (24)

2017年09月13日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など






 きょうはまずまずの秋らしい一日だった。
 
 もう少しそのことに触れたいと思ったが、少々障るところあり止めた。ある人から「三十代の女の書いたような文章だ」と評され、別の人からは「小難しい言葉を使う」と言われた。
 このブログに書けることは限られている。それなりの縛りもかけている。時折脱線することもあるが、牛のこと以外には風が吹いた、花が咲いた、鳥の声がする、晴れた、曇った、そういうことだけを務めて書くようにしている。それがこのブログの趣旨であり、目的である。
 読んでくれている人の中に、実際に訪れてみようという気を起こしてもらいたいと、そう願い、期待して続けている。真面目に、精一杯あれこれ考えて書いているつもりだが、能力不足は残念だが仕方ない。

 それできょうは代わりに、「渓三景」に代弁してもらえたらと思う。Ume氏が久しぶりに来て、山奥氏や伊那のフィルムコミッションも来た。明日からまた幾日か、Ume氏の写真が最高の秋を伝えてくれるはずだ。

 秋到来。ボツボツ予約が入るようになりました。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。
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     ’17年「秋」 (23)

2017年09月12日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうの写真は、工事のために迂回をまだ余儀なくされている山室地区を撮った1枚。偶々雨の降るこの辺りでFMラジオから流れるベートーヴェンの「第九」、それも最も美しいと思う第3楽章を聞いてきた。
 指揮者もオーケストラも有名だったが、打楽器の音がやたらと際立ち、ベートーヴェンはここまで望んだのかとか、他の演奏者の耳のことまでが気になった。
 宇宙のことや音楽について知ったかぶりをすると、牛守の分際でとすぐにブーイングが入る。特に音楽は、10段階で1という最低の評価を頂戴したことをここでも白状している身、気を付けねば。

 山室の集落はこの狭い谷の奥で終わっている。どちらが先に付けられたかは知らないが、集落と同じ名前の川である「山室川」は左手の一番低い所を流れていて見えない。川のそばには古くからの鉱泉宿があって戦中だったと思うが、某女性作家がさる男性とこの宿に長期滞在していたと、本人が書いていたのを何かで読んだ記憶がある。現在ではもう営業してないと思うが、子供のころに家族と行った懐かしい場所でもある。
 右手の山が入笠から鹿嶺高原に続く尾根で、小黒川からフトノ峠、そして近くの宮沢の集落に下る古い道があった。しかし、今は使えるのかどうなのか。
 この辺りも過疎化が進んだはずだが、稲田や蕎麦田やが美しく、気持ちの落ち着くいい土地だ。獣になった鹿キチのK平はこの地に生まれ、最近も倦まずに入笠に来ている。

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     ’17年「秋」 (22)

2017年09月11日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 今年は落葉松の色付くのがいつもよりも早い気がする。たった1日上に泊まっただけでも、上ってくる道中の森全体の雰囲気が微妙に変化したように感じられ、それによく見れば落葉松ばかりかツタウルシやヤマザクラの中にも、すでに黄色や薄桃色に色を変えた葉が目に付くようになった。
 ただ不思議なのは、あれだけ雨が降ったというのにどういう訳かキノコが遅い。今朝上ってくる途中、母と娘らしいキノコ採りに声を掛けたら、母親らしきが言うには、今年はまだ森が乾燥していて、もっと雨が降らなければキノコは出てこないと言った。雨などこれ以上降ってもらいたくないが、それにしても「森が乾いていて、湿り気が不足している」などと断定するように言われれば、いかにも山やキノコに通じた人の話のように聞こえなくもなかった。
 そういえばこの時期にしては珍しく、キノコ採りの姿をまだあまり見かけないが、と言って、あの中年の女性が説明してくれたような理由で、人々が出控えているのだとは思えない。雨はしっかり降ったことだし、キノコだってそのうちに出てくるだろう。
 権兵衛山の落葉松にも、秋色を段々と感るようになった。

 きょうは色付きかけた落葉松の森の様子などを撮った写真にしようと思っていたが、なぜか取り込めず諦めた。PCの反乱が続く。

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     ’17年「秋」 (21)

2017年09月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 
 好天が予報されたせいか週末から、キャンプ場や小屋に来訪者がそれなりにあった。中には長躯して菅平まで足を伸ばし、今夜もここに泊まる予定のN村さん夫妻がいたり、テレビ番組で知ってここを訪ねてくれた女性1名を含む4人組、某俳優と同姓同名のS木氏、そして買換えたばかりのローバー・デフェンダーでやって来たI崎夫妻等々、誰もが思いおもいの高原の秋を満喫してくれたことだろう。
 夜はS木氏、それに後から入浴を済ませたI崎夫妻も加わり硬軟相混ぜ話題がはずみ、小屋の灯は長く消えることがなかった。S木氏はその後、入浴も忘れなかったのはご立派。
 すっかり出番を失ったキツネやタヌキ、それに鹿たちは、いずこの森で一夜の夢を結んだのか。



 一昨日、海に食料を漁りに行っていた山奥氏から、帰りに立ち寄れという電話があり、夜道を訪ねた。獲物のカツオを頂戴したのはありがたかったが、それにしてもあんな山奥によくも一人で暮らすものだと呆れたり、感心した。さすがに夜は、隠れ家から1歩も出ないとは言っていた。
 獣になってしまった鹿キチのK平といい、ここらの山や森は、奇人・変人をつくるのがうまい。鹿の写真を撮りに、K平は昨日も来ていた。

 S森さん、とても良い母娘3人でしたよ。そんな日が間違いなくきっとくるでしょう。そのときには、昔ここで出会った因業ジジイの話もしてやってください。
 出丸さん、待ってます。3泊4日、ここの秋に「どっぷり」とつかれば、素晴らしい映像が残せるでしょう。

 きょうの独り言、なぜか一度記事が消えてしまった。それで書き直し。もう、どうにでもしてくれ。

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     ’17年「秋」 (20)

2017年09月08日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 遅い昼を食べていると人の声がした。女性3人、どうやら親子のようだったが、トイレを借用したいと言う。こういう登山者は珍しくない、多い。
 で、ついトイレを貸すのはいいけれども、小用ぐらいなら山の中でも済ますことはできないのかと、口にしてしまった。テイ沢から来たというから、場所ならいくらでもあったはずだ。山に来る以上はそういう心得、覚悟も持ってもらいたいと常々思っていた。
 すると、母親らしきがD田さんの名前を出した。D田さん夫妻なら午前中に立ち寄り、近況や、牧場を含め入笠の将来などについて話したばかりだった。後で分かったことだが3人は、D田さんとは入笠湿原で出会い言葉を交わし、その折にテイ沢や牧場へ行くことを勧められたのだという。そこら辺りのことが分かってきて、またいろいろ話すうちに、折角遠方の大阪から来たのだからと、楽しい思い出の手伝いもすることにした。
 きょうの写真は、映画「オレンジ」を観たと知って、そのロケに使われた貴婦人の丘へ案内したときのもの。またしても焦点が合っていない。

 夕方になって秋らしい青空が広がってきた。虫の声もする。少しづつ日が短くなってきて、放牧地に落ちている影と、日の当たっている草地とのコントラストがより鮮明になってきた。

 原則、放牧地は立ち入り禁止であり、当然貴婦人の丘もそうなっています。しかし、管理人が了解し、同行できる場合には、所定の手続きを踏んだ上で牧場内に入ることができるときもあります。決して、何がなんでも絶対駄目だというわけではなくて、運が良ければということですので、ご承知おきください。なお、きょうのトイレに対する対応、言動は適切だったか、もう少し考えてみます。

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