![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/c8/48be21b6b5d017f7b3aa6e02d9947d9c.jpg)
またしても、予報通り、期待通りの天気にはならなかったが、予定を変えず、北原のお師匠と入笠へ上った。気温が低かったせいだろう、日陰に降って融けなかった雪は氷に変わり、その上を走る車はガリガリと不気味な音を立てた。
考えてみれば、お師匠と師弟関係になったのはかれこれ11年も前のことだが、、1台の車で一緒に入笠に行ったのはこれまでに一度しかない。だからきょうのように、「ここがカギカケ山」だとか、「あれが井筋で」とか、「この辺りで炭焼きをした」などと教えられたことは貴重なことで、また師の生まれ育った芝平や、入笠に寄せる思いの深さを知ることにもなった。
池の平を過ぎた所でお師匠の本日の目的に協力するために寄り道して、小雪の舞う牧場に到着した時は昼時に近かった。たった二日来なかっただけの入笠だったが、大分留守をしたような気がした。管理棟や小屋に異常はなかったが、気になっていた取水場の水量が心細かったため、雪で滑る谷底にある水源地まで足を運び、それなりの対応をしておいた。
それが済めば気になることもなく、帰りは小黒川林道を下った。それにしてもよく整備された林道の、テイ沢を少し下った左手、絶えず崩落を繰り返すあの斜面を、いつまで放置しておくのかと訝しく思いながら帰ってきた。落葉松の丸太20本もあれば、と思うのは、素人考えなのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/c4/c9309ae5e41c56b0c36f096ea0cf9626.jpg)
集落の背後にある里山を抜けると、きょうの写真のような広々とした稲田が広がり、その奥に盟主仙丈ケ岳が鎮座している。実際はもっと大きく、堂々として見える。先日上京した折、大枚をはたいてアルシュの画紙を買ってきたので、里に雪の来ないうちに、その気が起きるのを待っている。
「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。