入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’17年「初冬」 (21)

2017年11月24日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 またしても、予報通り、期待通りの天気にはならなかったが、予定を変えず、北原のお師匠と入笠へ上った。気温が低かったせいだろう、日陰に降って融けなかった雪は氷に変わり、その上を走る車はガリガリと不気味な音を立てた。
 考えてみれば、お師匠と師弟関係になったのはかれこれ11年も前のことだが、、1台の車で一緒に入笠に行ったのはこれまでに一度しかない。だからきょうのように、「ここがカギカケ山」だとか、「あれが井筋で」とか、「この辺りで炭焼きをした」などと教えられたことは貴重なことで、また師の生まれ育った芝平や、入笠に寄せる思いの深さを知ることにもなった。
 池の平を過ぎた所でお師匠の本日の目的に協力するために寄り道して、小雪の舞う牧場に到着した時は昼時に近かった。たった二日来なかっただけの入笠だったが、大分留守をしたような気がした。管理棟や小屋に異常はなかったが、気になっていた取水場の水量が心細かったため、雪で滑る谷底にある水源地まで足を運び、それなりの対応をしておいた。
 それが済めば気になることもなく、帰りは小黒川林道を下った。それにしてもよく整備された林道の、テイ沢を少し下った左手、絶えず崩落を繰り返すあの斜面を、いつまで放置しておくのかと訝しく思いながら帰ってきた。落葉松の丸太20本もあれば、と思うのは、素人考えなのだろうか。



 集落の背後にある里山を抜けると、きょうの写真のような広々とした稲田が広がり、その奥に盟主仙丈ケ岳が鎮座している。実際はもっと大きく、堂々として見える。先日上京した折、大枚をはたいてアルシュの画紙を買ってきたので、里に雪の来ないうちに、その気が起きるのを待っている。

「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。
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      ’17年「初冬」(20)

2017年11月23日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうも身体は下にいたが、気持ちは入笠にいた。昨日紹介したO谷さんのテイ沢の30分もののDVDに挑戦し、挙句ついには「みろく山の会」のO槻さんまで電話に巻き込み苦闘と混乱を続け、ようやく懐かしくも遠い、秋のテイ沢にたどり着くことができた。安堵した。
 今回の映像は婦人が先行し、O谷さんがその後を追う構成で、丁寧にテイ沢の流れやそこに架かる9か所の丸太橋を紹介してくれていた。時々流れの音にまじってO谷さんの息遣いが聞こえてくるが、少しもそれは邪魔にならないというか、むしろ好ましくさえあった。

 明日は入笠へ、北原のお師匠に同道することになっている。伊那ビデオクラブ会員(!)でもある師には、当然ながら昨日のうちに、O谷さんの「ヒルデエラ」のDVDについては知らせてあった。それで今朝、TELがあったのだが、もちろん師の評価も高かった。
 ついで、少し口ごもりながらもこの時期になって、師には何やら入笠に思うこと、企むことがあるらしかった。よくとは分からないながらも、ならば明日、是非にもお供させてくれろということで話がまとまったばかりだ。御年88歳、それで冬の雪道を運転していこうとすれば、家族でなくても誰でもが・・・、警察も止める。それにしても、師はまだまだ熱い。追いつかれそう。

 昨日もたくさんの人にこの独り言を読んでいただいた。有難く、感謝いたします。きょうの写真は、昨年の今頃のものです。深い広い空の終わるところに、北アルプスの白い峰々が見えています。
 もう2年は沙汰のない「若葉の風」さんも元気なことが分かりました。何よりです。「海山」さんのつぶやきが少し間遠くなりましたが、期待してます。
 N崎君の星の写真、許可が出たけれど、残念ながら取り込むことができずにいます。かんとさん、元気を出して年内に、TBIさんも一緒に星の写真、傑作をものしにお出掛けください。赤羽さん、「ヒルデエラ」です(これにはドローンは使われていません)。心配してもらえる人のために、生まれてきたのです。

 「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。
 

 

 
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      ’17年「初冬」(19)

2017年11月22日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 朝は晴れていたが、予報通り昼頃から天気は下り坂になってしまった。曇天に、散り損ねた幾枚かの梅の木の葉を見て、却って不憫に感じてしまう。
 
 こういう日常では、朝風呂に入ったとか、ビールを飲んだとか、そういう小人が閑居して成すこと以外、独り言(ご)ちることなぞないかといえば、さにあらず。
 昨夜、上から帰ってきてしばらくしたら、郵便小荷物が届いた。差出人は海老名出丸さんことO谷さんだった。送り状の品名には「DVD、本」とある。急いで開けた。DVDの内容は、秋に撮影した入笠であることは間違いなかったからだ。
 しかし、それからが問題だった。DVDをセットする穴のサイズがこのPCには合わないようなのだ。デスクトップのPCならと思えば、こっちは‟受け皿”が何故か出てこない。
 以前にも送ってくれたテイ沢を撮ったDVDは今のこのPCを使い、上で見ている。やむなく、お礼だけでもとTELした。して良かった。グーグルなどで「ヒルデエラ」と検索すれば、ユーチューブに投稿されていて見ることができることを教えてもらえたのだ。ただ残念なことに、30分ものの「テイ沢」はしばらくお預けとなってしまった。
 で、そのDVDだが、イヤー素晴らしいの一語に尽きる。霧の絡む秋のヒルデエラの映像は言うまでもないが、バックに流れる音楽がまた実に雰囲気に合っている、素晴らしい。読者各位はぜひ、すぐに実際の作品を見てほしい。それに題名が「ヒルデエラ」というのも嬉しい。
 大阿原のことを、「ヒルデエラ」と呼ぶということは、北原のお師匠に教えてもらった。しかし、2万5千分の1の地図にもある「大阿原湿原」という言葉はこの独り言では使わない。「阿原」が湿原を意味するからで、そのことは、正確な題名は忘れたが、これも入笠に縁のある「中先代の乱」を扱った本で知った。

 もう一つ、先週末の星の狩人からも、これまた素晴らしい写真が届いた。それもぜひ紹介したいが、まだ許可を得てないので大変残念だが、断念することにした。N崎君ありがとう。許可出るかな?
 
 入笠については、暇に任せいろいろと読んだり、考えたりしている。そんなことも、追々。

「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。

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     ’17年「初冬」 (18)

2017年11月21日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

  
 この冬は、雪の来るのが早いかも知れない。例年15日前後に降るが、その雪が日陰では早くも根雪となるほどの降雪だったか、記憶はあやふやだ。ともかく、「ど日陰の曲がり」の雪はもう融けることはないだろう。きょうの写真は今朝ここに到着直後の撮影。
 
 以前に、ここほどスノーシューイングやスキーハイキングに適した場所はないと書いた。スノーシューイングはそれなりの経験があるからそう書いても許されると思うが、滑降でなくて移動を主な目的とした、いわゆる山スキーの経験はほとんどないまま人聞きに、地形的な判断を加えてあのように書いた。
 それでは無責任だということが一つ、それと、年齢から来る体力のこともあって少しでも楽に雪の森や林道を楽しめるなら、ということがもっと大きな理由で、山スキーを買うことにした。いや、まだ手元にはないが、すでに買った。確か、一昨年だったかその前の年だったかには、ゲレンデ用のスキーも新調したはずだ。
 いずれの時も、雪の中で裸になるような寒い出費であり、あったが、これでもう、山とスキーに関しては引っかかることや思い残すことは何もない。一応、卒業できる。そう、自分を納得させた。
 残り火を赤く燃やしてあちこちの森を訪れ、この独り言で報告したい。

 赤羽さん、コメント有難く拝読。今夜、TELします。頼み参らすにつけても、不和を冒さぬやうにとぞ祈り申されてこそ候へ(笑)。

 「みろく山の会」の日程(2月17日―19日)が固まったと連絡を受けたので、今冬の営業案内にそれを追加していたら、きょう途中まで書いた独り言が消えてしまった。こういう誤りを、すでに何度したことか。
 「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用しているせいか、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。
 少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。


 

      
 
 
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    冬季営業のお知らせ(’17年度)

2017年11月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 29年、年末年始(12月30日から1月3日)の営業については、まだ未決定です。希望者があれば、できるだけそれに沿えるようにしたいと考えていますので、ご希望、ご意見をコメント欄に寄せてください。
 年末年始の期間に営業した場合は、宿泊者人数にはこだわらないことにします。料金は1名3000円/1泊、プラス薪炭料500円/泊となります。ただし、昨シーズンの冬季利用者については、料金を2500円に据え置いた上で、薪炭料は500円です。
 
 年末年始を省く冬季営業(11月21日から3月31日)は、最低受け入れ人数10名、5名以上の連泊も考慮いたします(人数についてはご相談を)。なお、10名以上は原則貸し切りといたします。料金は年末年始と同じです。
 なお、当山小屋は、食糧、飲み物の用意は一切ありません。ご苦労様ですが担ぎ上げてください。

 小屋は玄関、廊下、台所2か所、トイレおよび48畳の畳部屋があり、12畳づつに仕切ることも可能です。備品は大型ガスコンロ、同ガス釜、食器、寝具、冷蔵庫などを自由に使用できます。予備として、管理棟にも10畳ふた間があります。ただし、どちらの場合も後片付け、掃除は利用者に負担してい頂くため、自前の寝袋、使い捨ての食器などが便利でお勧めです。暖房は石油ストーブが大型2台、中型2台、小型2台あります。水は冬季間は取水場を利用、ただし、万一利用できないことがあった場合には、雪を融かす覚悟も一応してください(緊急用として60リッターは確保)。





 申し込み方法:年末年始の営業をする場合は(検討中)、申し込みは12月20日まで、予定人数の20名を越えた場合は(そんなことはまない)打ち切らせていただきます。
その他の期間は利用予定日の最低でも10日前までに。10名以上は貸切となるため、早ければはやいほど有利です。
        「NPO法人みろく山の会」(2月17-19日)、名大WVOBからは今冬も予約をいただいてます。

 申し込み先:JA上伊那東部支所組合員課(直通TEL:0265-94-2473)、またはこのブログのコメント欄、管理       人の携帯電話番号が分かる場合は直接お願いします。
       
 近年スノーシューズや山スキーの人気が高まり、ゴンドラなどを利用して入笠に来る登山者が増加しています。もう少し足を伸ばして、是非とも伊那側の雪の森や林へ来てみることをお勧めします。静まりかえった白い森の中を好きなだけ歩き、時代遅れの山小屋でしっかりと酒を飲み、笑います。あとは寒さに耐えて凍れる星々の歌声に耳を澄ませば、空から感動が降ってくるでしょう。

 参考までに:1)入笠山頂-ヒルデエラ(大阿原)-テイ沢-高座岩-本家御所平-農協ハウス、2)農協ハウス-御所       が池方面、3)半対峠面、5)小黒川林道-南沢-程久保山-ヒルデエラ(大阿原)-テイ沢-農協ハウ        ス、6)法華道<―>農協ハウス泊。
        
 以上のコースはほんの参考ですが、カットすることも、加えることもできます。余裕を持つなら連泊をお勧めいたします。

 
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