★後期中間・期末対策
数年前何処かの高校の問題ですが、化学の過去問題をしたら同じ問題が出てその過去問題をさしせた先生は生徒に責められ再テストをしたという話がありました。同じ問題を出したということにも問題がありますが過去問題をさせた塾も塾で生徒もしかりです。仮に過去問題が少数の方しか知らなかったとしてもそれは仕方がないのですが生徒は点数が取れ喜んだかもしれません。しかし、結局は一時的なことで往々にして本当の力が付いていないことに分かります。
出来る方は過去問題を見なくても出来るようになっています。テストは以前も書きましたが自分の弱点を確認するものです。勿論内申点を上げる場合は学年順位や評定を上げるしかありません。推薦にしてもそこで定員内ならばいいのですがやはり競争があります。競争はみんな平等に試験をしますが点数まではしてくれません。定員数がありますので致し方ないです。ですから出来るだけ1年生から頑張っておく必要があります。従って私どもの塾では過去問題は使いません。昔売っていた塾もありましたがどうかなと思いましたがやはり潰れました。
冒頭からどうしてこんな記事を書くのかと言いますとテストをいい点数を取るためには非常に貪欲であることは喜ばしいです。仮に過去問題にしましても大学受験では共通テストや赤本など10年分ぐらいはやりますから必要になるのです。それでは一時期の過去問題ばかりに拘っていればその出た処ばかりしかできない歯抜け状況になってしまうのです。
しかし、そういう状況で受験生の場合はこの時期まで来ていますので今更大きく舵を切りなおすということは難しいのですが兎に角苦手なところをしっかりやってください。自習室で時間を図って分からないところを講師の先生と打ち合わせをしてくれれば効率は良くなると思います。他塾に行ったらもっといいことがあるかもしれないと思う場合もあるでしょう。「隣の芝生は青い」という話を聞いたことがあると思いますがきれいに生えそろっているように見えますが近づいてみると芝の長さは出鱈目で地面の土が露になっているところも見えてきます。他人の話は美味しくきれいに聞こえます。自分で選んだ道は自分で進んでいくしかないのですから最後まで頑張りましょう。
今日は主に受験生以外の中学1年生、2年生、高校1年生、2年生を中心にお話を進めていきたいと思います。現在中学2年生や高校2年生は面白い時期で部活動にしろ勉強にしろ楽しくてたまらないという感じでしょうか。凡そ私どもの塾は小・中・高一貫指導を致しています。ということは中学3年生や高校3年生の背中を見てます。ここが非常に大事になります。そうすることで危機感を感じてくれれば嬉しいです。
中学1,2年生に於いてはまず非常に学校生活が面白くなってき他反面授業内容は難しくなってきます。よく授業中回っていくと「暗記が出来ない」と嘆いている子が多いのに驚かされます。特に中学1年生に多い。2年生はもう暗記は出来ないからと諦めている。そう言う子供がいることは事実です。暗記?必要ですか?何か勘違いをしているように思います。
「暗記」と「公式又は事実」は異なります。文字で書けば同じかもしれません。例えば安政7年3月3日に「桜田門外の変」が起こり井伊直弼は暗殺されます。これを「桜田門外の変」と書けば〇がついて何のことはありませんがこれは暗記なのでしょうかそれとも「何故?」ということが出て来ないのでしょうか。何故井伊直弼は暗殺され歴史上の人物として名前を残すまでになったのでしょうか。こうなってきますと覚えることが小学生、何故?と言って調べてみると色々と出て来ます。つまりここが一番大事なところです。単に点数だけを取るのでしたら流れを掴んでいればある程度は理解できるでしょう。しかし、子供の口から「暗記が嫌いだから社会や単語が覚えきれない」という言葉が出てくればこれはSOSのサインとみていいと思います。ただ流れを講師の方は一生懸命に教えるでしょう。子供は面白く聞いているかもしれませんがそのことが現在の令和の時代まで続いているとしたらどうあなたは思いますか?井伊直弼は彦根藩でした。私が彦根市に赴任していた時にはその子孫は彦根市長でした。家は古く自転車で市役所まで通っていました。ですからそこの部分が算数から数学に変わりマイナスやaとかbとかx,yなどの数字が出て来ます.。イコールから移行すると符号が変わりますがこれもよく分からない子も見えます。もう理由なんか必要はなく同符号は+、異符号はー、このように覚えてしまえと言って覚えてしまったらどうなるでしょうか。数直線の意味が分からず関数、図形、比例など何れも数直線が理解できない。「暗記しなさい」とは私は言ったことはないです。確かに暗記して覚えることは多いです。でも覚えろは言ってはいけないのです。点数を取るために暗記する・・・。これは非常に怖い考え方です。人間性を無視した生産性も何もなくただ数字、言葉の遊びしかないのです。だから中学1年生は戸惑います。ましてオンライン化され授業には出席出来ずどんどん進んでいく様は狂気の沙汰です。それでもしないよりはいいのですがその反動が不登校の生徒が大幅に増えてきたということになりました。その問題を何も解決せずに学年を2年に進級したとしたら取り返しは付かないです。スポーツで行くか?そんなことを言っている生徒の声が聞こえそうです。コロナが発生してからは県岐阜商業などが偏差値が上がってきているのは単なる偶然ではないと思います。「偏差値志望校判定模試」欄参照 http://mm-homepage.com/dozan/
高校1年生もやっと高校に入り受験から解放されたとすればもうそれは扉の仕舞った終わりの近い道が見えてきていると思います。これからが一番大事なところです。高校に入り文系理系と選択しますが比較的出来る生徒は理系を選択しています。また喋ることが苦手な方や科目的なこともあるようですが少なくとも長良高校以上では7割近くが理系希望です。ですから偏差値の高い高校ほど理系が多くなっています。これは今の社会情勢に問題があると思いますが受け入れない行けない皆さんにはお気の毒な気もします。私は元々文系で理系嫌い(親戚、親兄弟みんな理系)でした。
団秋の世代には仕事が沢山ありましたし独立心の高い人も多く見えました。ある意味理系は邪魔になりました。そう言う時代背景もあったのですが現在では「資格」という点では致し方ないのかもしれません。
どちらにしましてもテスト対策は本番の第一志望校へ繋がりはしますが飽くまで過程のはなしです。内申点、評定という言葉に置き換えれば小学生の時〇や△などはその前提にあるのだということがよく分かります。ですがatama+をやってみて分数や小数点の入った計算、割合や時間などの計算が出来ない人の多いことに驚かされます。
テスト対策は自分の欠点の確認をするのですが今までの小テストを大事に整理しているでしょうか、高校生は課題テストを大事に整理していますでしょうか。まずはその整理をすることが大事です。いい点を取るにはその前に前提を直していく必要があるのです。その前提が今まで言ってきた「テスト」であり「ノートの作り方」なのです。いまから少しずつ学年が上がり来年の今頃慌てても仕方がないです。お金の問題ではないのです。どうすれば「暗記」などという言葉が出なくなるのか、そういうことを考えながら進めています。
<今日の言葉>
「弱いのは、決して恥ではない。その弱さに徹しえないのが恥だ」
島崎藤村
絢香 / 夢を味方に at church - 15th Anniversary (Room session)
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