★桜が咲いた
高校の合格通知を喜び顔一杯に表し「合格しました」と言ってくれたのは先週の事でした。あれから1週間あっという間に過ぎてしまいました。WBCでは大谷翔平選手やダルビシュ有選手を始め選ばれた選手が一丸となってスモールベイスボールからベイスボールとなりメキシコ戦では奇跡に近い逆転、決勝では大谷選手の同僚トラウト選手との対決は筋書きのないドラマの様な迫力でした。メキシコの監督が「野球が勝った」という言葉がトレンド入りしました。また大谷選手は「憧れるのではなく勝ちに来たんだ」と鼓舞し結束を固め勝利を勝ち取った。この感激を視聴率は48%という驚異的な数字を挙げて将に話題満載の一週間でした。終わると何時しか桜の花が満開になり折角の日曜日が雨で残念な結果でしたがお昼からは雨も止んだようです。桜はそれぞれに思いがあることでしょう。
現在春の入会生を長良教室&芥見教室では実施していますが何処も季節的なものですので同じですが新しい出会いが始まりました。別れがあって出会いがある、そんな季節です。最近平野啓一郎氏の「マチネの終わりに」という本を読みましたが(映画化もされたようですが)「過去は変えれない」とずっと考えていましたがこの本を読んで「過去は変わる」んだということがよく理解できました。私はそこまで掘り下げては読めなかったのですが読み直してどんどん深みに入っていきましたが確かに過去は変えることが出来る。過去に戻れないという気に変わりました。例えばあなたは今どの様なことを考えているでしょうか。過去のことをじっくり考えてみましょう。一つの規制事実は変えることは出来ないのですがそれは未来によって過去は変わるのです。つまり好きな人があなたの前に現れたとしましょう。そのことで過去はもう変わってしまうのです。これが彼の云いう「個人」から「分人」への始まりなのです。だから未来によってあなたの過去は変えることが出来るというか変わらざる得ないのです。かなり彼の小説は難解な部分がありますがじっくり読んでいきますと非常に面白いことに気が付きます。一種の哲学的な考えをしてしまうような気がします。
どうしてこのような話をしてきたのかと言いますと卒業して新しく入学をしていく、大学を卒業して社会人になったと知ればそれはそれで大変なことです。先日昨年の夏手伝ってもらった京都大学のA君から電話があって卒業生の足跡を心配して電話がありました。たかが講師、されど講師のプライドと責任を彼は持っていたのです。非常に私は感銘しましたがまた5月の連休にでも会いましょうと電話を切りましたが嬉しいことです。きっといい社会人になることでしょう。私の同級生が某大手上場企業の副会長をしていますがそこに就職するのだと言っていましたが頼もしい若者です。
世の中には感動的なことが沢山あります。今回のWBC世界大会もそうでした。一方桜の花が満開になり心を打たれ昔から咲いて散る、散り際の美しさはきっと「武士道」の教えから来ているのでしょうか。日本人の美徳はそういう躾、誠実、規律、道徳、習慣、伝統等々快挙にいとまがありませんが私は桜の花のようにぱっと咲いて散る武士道の様な志は持ってはいませんがこれは日本特有の「死」の裏返しだと思っています。表裏一体なのでしょうが山あり谷あり、回り道、谷深ければ山高し、楽は苦の種、苦は楽の種、流れに逆らっていくも人生、居心地のいい方を選択して進むも人生かと思います。まさに平野啓一郎氏の「過去は変えられる」のです。
私はこれから少子化の中で考えていることがあります。先日ティエラコム(能力開発センター)の方とお話してやはりと思ったのですが「自習室の拡大」であります。自習室の使用者を概ね20名ほど無料で募集しようかと思っています。これは私が勝手に考えているだけでまだ具体的には進んでいませんが夏までには形にしたいと思っています。「自習室」が無いのです。ご家庭で勉強するより塾でする方がいいのです。しかし、塾に来れない、または他塾に行っているという方もいるでしょう。ですからまずは場所の提供をしていくことにしようと思っています。勿論費用は無料で考えています。その内に変化が現れることになるかと思いますがまずは実行をするしかありません。インストラクターは置きません。無料ですから他塾の生徒もいる可能性がありますので指導は致しませんが場所は提供をすると言う破天荒な考え方をしています。事実能開さんは他県でやっているのです。凄く衝撃的でした。昨年の夏ごろから自習室について色々考えてきましたがこれからは付加価値をつけるにはどうすればいいのかを考えるしかないと思います。小学生の日、中学生の日、高校生の日と考えれば夢が大きく広がります。
いよいよ4月に入っていきます。出会いの時期です。出会いは大事ですが別れも寂しいですが大事です。「過去は変えられる」ということを今一度考えていきたいと思います。機会があれば「マチネの終わりに」を読んでは如何でしょうか。
<今日の言葉>
「希望を持つことはやがて失望することである。だから失望の苦しみを味いたくない者は初めから希望を持たないのがよい、といわれる。しあkしながら、失われる希望というものは希望でなく、却って期待という如きものである。個々の内容の希望は失われることが多いだろう。しかも決して失われることが本来の希望なのだ」
三木 清「人生論ノート」
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