■連休も返上してシリーズでお伝えしております、謎の赤い水ですが、有害スラグの不法投棄が疑われる工事個所にこの現象が多く見られます。今回は地元から寄せられた情報を元に、八ッ場ダム工事関連の新川原湯駅周辺を緊急調査しました。
↑新川原湯駅の西側に来ました。駅前通りの反対側です。↑
*****リットン調査団の現況レポート*****
リットン調査団、集合(^^)/。
団長Aの訓示:え~え~、え~~~(張り切りすぎて、言葉が口から出てこない団長、長いので略~)2016年4月26日群馬県警が大同・佐藤ブラック連合を書類送検しました。団員諸君は知っていますか?
団員B:ガクッ⤵ 今朝5時から電話で「新聞見たか」と騒いだばかりじゃないですか?ひと眠りしたら記憶が徘徊していますね・・・(しばし沈黙が流れるリットン調査団なのだ)。
団長A:(何事もなかったように)新聞報道やテレビのニュースで有害スラグ問題が大きく報道されたのもつかの間、赤い水が流れているという情報が入りました。諸君、老眼の目をこらして、何とかして赤い水が流れた跡を探すように!
今回の調査場所はこちらです。↓
<script type="'text/javascript'" charset="'UTF-8'" src="'http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?zoom=16&lat=36.546311140257814&lon=138.6955339926118&cond=&pluginid=place&z=16&mode=map&active=true&layer=place&home=on&hlat=36.54478727942586&hlon=138.69591335325126&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=480&height=360&device=pc&isleft='"></script>
↑新川原湯駅は、垂直に切り立った補強土壁(テールアルメ)で仕切られた一段高い所にあります。線路は下側になります。あった!あった!赤い水が流れた跡がありました。ふぅ~、やれやら発見できてよかった。かなり迷いましたね(本当は赤い水なんか流れていないことが良いことですけど残念です)。↑
↑鉄が錆びて色づいたサビ水が流れ出た跡です。↑
↑駅に近づいて見ましょう。あれ!?↑
↑赤い!うッ。思わず興奮してうずくまり、昨夜食べた春のご馳走タラの芽の天ぷらを戻しそうになる団員C。いい歳して欲張って独り占めにして食べ過ぎたからだよ。↑
■比較のため、100%有害スラグ生一本をスラグ運搬車で大同特殊鋼渋川工場から直接、不法投棄された目撃情報がある半田その4改良工事現場の写真と比べてみましょう。
↑渋川市半田の補強土壁の様子。赤さ加減や、サビが付着
している状態が新川原湯駅と同じですね。↑
半田の赤い水に関する情報はこちらを参照ください。↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1957.html#readmore
↑少し駅側に移動して駅西側にかかる車道のための橋台です。↑
↑あれ~ぇ、赤い水が流れた跡があります。↑
↑新川原湯駅です。川原湯駅にもコンクリート壁があります。↑
↑あ!水抜きの穴から赤い水が流れた跡を発見しました。↑
↑以前報告した、スラグの膨張が原因?でズレが生じてしまっているカーブ箇所の補強土壁です。↑
↑この擁壁からも赤い水が流れた跡を見ることができました。当調査団では、この擁壁の上の車道に有害スラグを発見しています。↑
カーブ箇所の擁壁のズレ発生に関する詳細については、下の青いURLをクリックして参照ください。↓↓↓
○2016年1月6日:大同有害スラグ問題を斬る!・・・新春特別企画「八ッ場ダム周辺調査」(第2弾)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1848.html#readmore
↑さて、新川原湯駅北側の道路の有害スラグは、片づけていただけたのでしょうか?前回の調査時には風で砂ホコリが舞っていました。↑
↑簡単にサビ浮石発見!↑
↑サビが瘤のように膨らんだ、見るからに危険なスラグを発見!この道は、アスファルト舗装を待つのみの現場に見えますので、上層路盤材に有害スラグが投棄されている状態です。上層路盤材には天然石が指定されているはずなのではないでしょうか?設計段階の指示と異なる材料が使われているのに、国土交通省はなぜ、ルール違反の状況を放置しているのか?理由がさっぱり分かりません。有害スラグは遮断型最終処分場に埋設するのが、法で定めたルールです。上層路盤材に投棄されている状態は、国土交通省も一緒になって不法投棄に邁進した証拠なのではないでしょうか?↑
↑この道路は、細かい土をかぶせ有害スラグを隠ぺいした箇所もあります。しかし風雨に曝され有害スラグがむき出しになっていました。なんと惨めな状況でしょうか?隠ぺい工作のために、かぶせられた細かい土は、もちろん有害スラグと接して汚染されています。砂埃として舞飛び、雨水と共に流れてしまったのです。この細かい土を掘削撤去の際には遮断型最終処分場に埋設処分するようお願いいたします。↑
**********続く**********
■新川原湯駅周辺では、今でも、有害スラグを簡単に見つけることができます。上湯原地区代替地整備工事は上湯原地区粗造成工事やH21上湯原地区代替地擁壁工事などを経て、その後本格的な代替地整備工事に移行したようです。
平成21年頃より建設資材として有害スラグを佐藤建設工業が納入し始めた?と考えられますが、上湯原の名前が付く工事をネットで調べてみると、次の工事案件を検索できました。
H22上湯原地区代替地整備工事 受注者;都建設(株)
H23上湯原地区代替地他整備工事 受注者;岩崎工業(株)
H24上湯原地区代替地他整備工事 受注者;(株)佐藤建設工業
H25上湯原地区代替地他整備工事 受注者;(株)佐藤建設工業
特に下の2工事については、豊富なスラグマネーを持つブラック佐藤建設工業が、自ら国土交通省から受注し施工しています。
■ところで、佐藤建設工業は、スラグに有害物質が含まれていることを知っていたのでしょうか?次の内部資料を見ていきましょう。
※PDFはこちら→3c1129.pdf
↑「パンフレットも作り直すべき」「県議も使う」「県訪問」「国交省へもアプローチ検討」など恐ろしい文字が並びます。県会議員等を使い群馬県や国土交通省に働きかけた様子が分かります。↑
詳しくはこちらをご覧ください。
○2015年10月15日:大同スラグ問題を斬る!…スラグ不法投棄撲滅を目指すリットン調査団の目(その1)
(下の青いURLをクリックしてください↓↓↓)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1758.html#readmore
■今回の注目部分を切り抜いて見ましょう。
この内部資料は2011年11月29日の会議資料だと思われます。
会議場所:佐ト建設打ち合わせ場所
会議参加者:大同特殊鋼・大同エコメット・佐藤建設工業
5.で今後の検討課題を三者で仲良く・薄ら笑いを浮かべながら話し合っていますが、次の文字に注目です。
「低Fスラグ」
これはどういう意味でしょうか?言葉を分けて、それぞれ考えてみましょう。
「低」は含まれる物質がヒクイ事を意味すると考えられます。
「F」はフッ素を意味すると考えられます。
したがって、「低Fスラグ」とは、「低い濃度のフッ素が含まれたスラグ」のことだと考えられるのです。大同特殊鋼はスラグに残留するフッ素の濃度を低くする技術は有していたのでしょう。
もう一度5.検討課題を見ると
(イ) 路床用C100に低Fスラグ混合使用・・・土壌環境規格クリアー前提
「路床用C100=天然石」に、濃度の低いフッ素を混合使用、ただし混合比率は(土壌の分析方法を悪用して固体同士でも薄まる詭弁を用いて)土壌環境規格をクリアーすることを前提に設定しよう
と読み直すことができます、どうやら「低Fスラグ」の状態でも環境基準を超過していると考えられます。
お待たせいたしました。皆様と一緒に考えた本日のポイントは、
「大同・大同エコメット・佐藤建設工業の三者は、スラグに有害フッ素が含まれていることを“知っていた”」
です。しかも「天然石と混合使用しないと土壌環境規格はクリアーしない」と話し合っていたのです。
「路床用C100=天然石」も説明しておくと、道路は土の上に路床を作り、下層路盤・上層路盤・アスファルト舗装という構成になっています。路床用C100には天然石が指定されているようですが、土壌と接する建設資材ですので、環境への安全を考慮して天然のものが指定されているようです。この土壌と接する路床用砕石にも、ブラック連合は有害スラグを投棄しようとしていたのです。佐藤建設工業は路床用C100を土(盛り土材)としても販売しています。上武小神明信号付近に見られるように、この三者会議の如何にかかわらず、佐藤建設工業は盛り土材などC100に有害スラグを投棄しています。
赤い水が出ている、新川原湯駅周辺や渋川市半田の垂直な擁壁の裏側に土として「路床用C100に低Fスラグ混合使用」した盛り土材が納入されているのです。そればかりか新川原湯駅周辺では、上層・下層路盤材など全ての建設資材に有害スラグを投棄していたのです。
■さあ、お待ちかね、皆様と共に考えた二つ目の本日のポイントです。
新川原湯駅周辺では、H24およびH25上湯原地区代替地他整備工事を佐藤建設工業が受注し施工しました。ブラック佐藤建設工業は、自ら土壌環境基準を上回るフッ素が含まれていると知っていて、故意に有害スラグを工事に使用したのです。
他の現場では、施工建設会社が建設資材に有害スラグが含まれていることを「知らなかった」と逃げを打つことも可能でしょう。
しかしH24およびH25上湯原地区代替地他整備工事では、「知らなかった」と言い逃れることはできません。理由は、佐藤建設工業自ら工事を施工し、三者会議資料で「路床用C100に低Fスラグ混合使用・・・土壌環境規格クリアー前提」と検討した有害建設資材を使用したからです。検討したことが資料に残っているのですから、佐藤建設工業は有害フッ素が含まれていること「知らなかった」と言い逃れることはできないのです。
■新川原湯駅周辺は、佐藤建設工業によって有害スラグを故意に撒きちらされてしまいました。駅周辺は遮断型処分場と化してしまったのです。有害スラグは遮断型最終処分に処分することが廃棄物処理法で定めたルールです。ルールを破り遮断型最終処分以外に有害スラグを放置することは、不法投棄となります。
地域住民からすると、お役人様が権限のもとに管理している施工現場のですから、最終的にはお役人様の責任で何とかしてくれるハズと皆が思っているはずです。ところが赤水が出ているのに何もせず、放置している状況を目の当たりにすると、逆に、佐藤建設工業と国土交通省が共に有害スラグを不法投棄したことになり、国土交通省がスラグ不法投棄の共同正犯になっているのではないか、と考え込んでしまうのです。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
※参考情報
**********
佐藤建設工業が受注した、H25上湯原地区代替地他整備工事の工期は平成26年2月4日~平成26年11月30日です。
平成26年1月に大同特殊鋼が鉄鋼スラグ製品の製造中止を表明していますが、果たして、有害スラグ混合砕石の出荷は停止されたのでしょうか?
実はH26年3月まで、東吾妻町のスラグ混合所から有害スラグが運び出されていたとする目撃情報があります。また、有害スラグの保有場所はここだけではなく、村上採石場などにも隠し持っていたとの情報もあります。
こうして見てくると、H25上湯原地区代替地他整備工事などに隠ぺい処分のため佐藤建設工業が施工した工事には、いかがわしい有害スラグが不法投棄されていると考えることができます。
佐藤建設工業の建設資材は、今現在でもいかがわしいブラック建設資材なのです。
**********
↑新川原湯駅の西側に来ました。駅前通りの反対側です。↑
*****リットン調査団の現況レポート*****
リットン調査団、集合(^^)/。
団長Aの訓示:え~え~、え~~~(張り切りすぎて、言葉が口から出てこない団長、長いので略~)2016年4月26日群馬県警が大同・佐藤ブラック連合を書類送検しました。団員諸君は知っていますか?
団員B:ガクッ⤵ 今朝5時から電話で「新聞見たか」と騒いだばかりじゃないですか?ひと眠りしたら記憶が徘徊していますね・・・(しばし沈黙が流れるリットン調査団なのだ)。
団長A:(何事もなかったように)新聞報道やテレビのニュースで有害スラグ問題が大きく報道されたのもつかの間、赤い水が流れているという情報が入りました。諸君、老眼の目をこらして、何とかして赤い水が流れた跡を探すように!
今回の調査場所はこちらです。↓
<script type="'text/javascript'" charset="'UTF-8'" src="'http://map.yahooapis.jp/MapsService/embedmap/V2/?zoom=16&lat=36.546311140257814&lon=138.6955339926118&cond=&pluginid=place&z=16&mode=map&active=true&layer=place&home=on&hlat=36.54478727942586&hlon=138.69591335325126&pointer=off&pan=off&ei=utf8&v=3&datum=wgs&width=480&height=360&device=pc&isleft='"></script>
↑新川原湯駅は、垂直に切り立った補強土壁(テールアルメ)で仕切られた一段高い所にあります。線路は下側になります。あった!あった!赤い水が流れた跡がありました。ふぅ~、やれやら発見できてよかった。かなり迷いましたね(本当は赤い水なんか流れていないことが良いことですけど残念です)。↑
↑鉄が錆びて色づいたサビ水が流れ出た跡です。↑
↑駅に近づいて見ましょう。あれ!?↑
↑赤い!うッ。思わず興奮してうずくまり、昨夜食べた春のご馳走タラの芽の天ぷらを戻しそうになる団員C。いい歳して欲張って独り占めにして食べ過ぎたからだよ。↑
■比較のため、100%有害スラグ生一本をスラグ運搬車で大同特殊鋼渋川工場から直接、不法投棄された目撃情報がある半田その4改良工事現場の写真と比べてみましょう。
↑渋川市半田の補強土壁の様子。赤さ加減や、サビが付着
している状態が新川原湯駅と同じですね。↑
半田の赤い水に関する情報はこちらを参照ください。↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1957.html#readmore
↑少し駅側に移動して駅西側にかかる車道のための橋台です。↑
↑あれ~ぇ、赤い水が流れた跡があります。↑
↑新川原湯駅です。川原湯駅にもコンクリート壁があります。↑
↑あ!水抜きの穴から赤い水が流れた跡を発見しました。↑
↑以前報告した、スラグの膨張が原因?でズレが生じてしまっているカーブ箇所の補強土壁です。↑
↑この擁壁からも赤い水が流れた跡を見ることができました。当調査団では、この擁壁の上の車道に有害スラグを発見しています。↑
カーブ箇所の擁壁のズレ発生に関する詳細については、下の青いURLをクリックして参照ください。↓↓↓
○2016年1月6日:大同有害スラグ問題を斬る!・・・新春特別企画「八ッ場ダム周辺調査」(第2弾)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1848.html#readmore
↑さて、新川原湯駅北側の道路の有害スラグは、片づけていただけたのでしょうか?前回の調査時には風で砂ホコリが舞っていました。↑
↑簡単にサビ浮石発見!↑
↑サビが瘤のように膨らんだ、見るからに危険なスラグを発見!この道は、アスファルト舗装を待つのみの現場に見えますので、上層路盤材に有害スラグが投棄されている状態です。上層路盤材には天然石が指定されているはずなのではないでしょうか?設計段階の指示と異なる材料が使われているのに、国土交通省はなぜ、ルール違反の状況を放置しているのか?理由がさっぱり分かりません。有害スラグは遮断型最終処分場に埋設するのが、法で定めたルールです。上層路盤材に投棄されている状態は、国土交通省も一緒になって不法投棄に邁進した証拠なのではないでしょうか?↑
↑この道路は、細かい土をかぶせ有害スラグを隠ぺいした箇所もあります。しかし風雨に曝され有害スラグがむき出しになっていました。なんと惨めな状況でしょうか?隠ぺい工作のために、かぶせられた細かい土は、もちろん有害スラグと接して汚染されています。砂埃として舞飛び、雨水と共に流れてしまったのです。この細かい土を掘削撤去の際には遮断型最終処分場に埋設処分するようお願いいたします。↑
**********続く**********
■新川原湯駅周辺では、今でも、有害スラグを簡単に見つけることができます。上湯原地区代替地整備工事は上湯原地区粗造成工事やH21上湯原地区代替地擁壁工事などを経て、その後本格的な代替地整備工事に移行したようです。
平成21年頃より建設資材として有害スラグを佐藤建設工業が納入し始めた?と考えられますが、上湯原の名前が付く工事をネットで調べてみると、次の工事案件を検索できました。
H22上湯原地区代替地整備工事 受注者;都建設(株)
H23上湯原地区代替地他整備工事 受注者;岩崎工業(株)
H24上湯原地区代替地他整備工事 受注者;(株)佐藤建設工業
H25上湯原地区代替地他整備工事 受注者;(株)佐藤建設工業
特に下の2工事については、豊富なスラグマネーを持つブラック佐藤建設工業が、自ら国土交通省から受注し施工しています。
■ところで、佐藤建設工業は、スラグに有害物質が含まれていることを知っていたのでしょうか?次の内部資料を見ていきましょう。
※PDFはこちら→3c1129.pdf
↑「パンフレットも作り直すべき」「県議も使う」「県訪問」「国交省へもアプローチ検討」など恐ろしい文字が並びます。県会議員等を使い群馬県や国土交通省に働きかけた様子が分かります。↑
詳しくはこちらをご覧ください。
○2015年10月15日:大同スラグ問題を斬る!…スラグ不法投棄撲滅を目指すリットン調査団の目(その1)
(下の青いURLをクリックしてください↓↓↓)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1758.html#readmore
■今回の注目部分を切り抜いて見ましょう。
この内部資料は2011年11月29日の会議資料だと思われます。
会議場所:佐ト建設打ち合わせ場所
会議参加者:大同特殊鋼・大同エコメット・佐藤建設工業
5.で今後の検討課題を三者で仲良く・薄ら笑いを浮かべながら話し合っていますが、次の文字に注目です。
「低Fスラグ」
これはどういう意味でしょうか?言葉を分けて、それぞれ考えてみましょう。
「低」は含まれる物質がヒクイ事を意味すると考えられます。
「F」はフッ素を意味すると考えられます。
したがって、「低Fスラグ」とは、「低い濃度のフッ素が含まれたスラグ」のことだと考えられるのです。大同特殊鋼はスラグに残留するフッ素の濃度を低くする技術は有していたのでしょう。
もう一度5.検討課題を見ると
(イ) 路床用C100に低Fスラグ混合使用・・・土壌環境規格クリアー前提
「路床用C100=天然石」に、濃度の低いフッ素を混合使用、ただし混合比率は(土壌の分析方法を悪用して固体同士でも薄まる詭弁を用いて)土壌環境規格をクリアーすることを前提に設定しよう
と読み直すことができます、どうやら「低Fスラグ」の状態でも環境基準を超過していると考えられます。
お待たせいたしました。皆様と一緒に考えた本日のポイントは、
「大同・大同エコメット・佐藤建設工業の三者は、スラグに有害フッ素が含まれていることを“知っていた”」
です。しかも「天然石と混合使用しないと土壌環境規格はクリアーしない」と話し合っていたのです。
「路床用C100=天然石」も説明しておくと、道路は土の上に路床を作り、下層路盤・上層路盤・アスファルト舗装という構成になっています。路床用C100には天然石が指定されているようですが、土壌と接する建設資材ですので、環境への安全を考慮して天然のものが指定されているようです。この土壌と接する路床用砕石にも、ブラック連合は有害スラグを投棄しようとしていたのです。佐藤建設工業は路床用C100を土(盛り土材)としても販売しています。上武小神明信号付近に見られるように、この三者会議の如何にかかわらず、佐藤建設工業は盛り土材などC100に有害スラグを投棄しています。
赤い水が出ている、新川原湯駅周辺や渋川市半田の垂直な擁壁の裏側に土として「路床用C100に低Fスラグ混合使用」した盛り土材が納入されているのです。そればかりか新川原湯駅周辺では、上層・下層路盤材など全ての建設資材に有害スラグを投棄していたのです。
■さあ、お待ちかね、皆様と共に考えた二つ目の本日のポイントです。
新川原湯駅周辺では、H24およびH25上湯原地区代替地他整備工事を佐藤建設工業が受注し施工しました。ブラック佐藤建設工業は、自ら土壌環境基準を上回るフッ素が含まれていると知っていて、故意に有害スラグを工事に使用したのです。
他の現場では、施工建設会社が建設資材に有害スラグが含まれていることを「知らなかった」と逃げを打つことも可能でしょう。
しかしH24およびH25上湯原地区代替地他整備工事では、「知らなかった」と言い逃れることはできません。理由は、佐藤建設工業自ら工事を施工し、三者会議資料で「路床用C100に低Fスラグ混合使用・・・土壌環境規格クリアー前提」と検討した有害建設資材を使用したからです。検討したことが資料に残っているのですから、佐藤建設工業は有害フッ素が含まれていること「知らなかった」と言い逃れることはできないのです。
■新川原湯駅周辺は、佐藤建設工業によって有害スラグを故意に撒きちらされてしまいました。駅周辺は遮断型処分場と化してしまったのです。有害スラグは遮断型最終処分に処分することが廃棄物処理法で定めたルールです。ルールを破り遮断型最終処分以外に有害スラグを放置することは、不法投棄となります。
地域住民からすると、お役人様が権限のもとに管理している施工現場のですから、最終的にはお役人様の責任で何とかしてくれるハズと皆が思っているはずです。ところが赤水が出ているのに何もせず、放置している状況を目の当たりにすると、逆に、佐藤建設工業と国土交通省が共に有害スラグを不法投棄したことになり、国土交通省がスラグ不法投棄の共同正犯になっているのではないか、と考え込んでしまうのです。
【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
※参考情報
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佐藤建設工業が受注した、H25上湯原地区代替地他整備工事の工期は平成26年2月4日~平成26年11月30日です。
平成26年1月に大同特殊鋼が鉄鋼スラグ製品の製造中止を表明していますが、果たして、有害スラグ混合砕石の出荷は停止されたのでしょうか?
実はH26年3月まで、東吾妻町のスラグ混合所から有害スラグが運び出されていたとする目撃情報があります。また、有害スラグの保有場所はここだけではなく、村上採石場などにも隠し持っていたとの情報もあります。
こうして見てくると、H25上湯原地区代替地他整備工事などに隠ぺい処分のため佐藤建設工業が施工した工事には、いかがわしい有害スラグが不法投棄されていると考えることができます。
佐藤建設工業の建設資材は、今現在でもいかがわしいブラック建設資材なのです。
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