■小渕優子後援会に群馬県議会議長が議会事務局職員の運転する議長公用車を使って、会場まで往復して参加したことについて、市民オンブズマン群馬では現在、住民監査請求中ですが、当会副代表が、この問題について県議会議員の皆さんがどう思うかについて、全員を対象にアンケート配布してもらいたいと、5月9日に議会事務局にお願いしました。
ところが、昨日(5月11日)、正午少し前に、群馬県議会事務局の職員と思しき人物から当会副代表の携帯電話に連絡が入りました。一体何事かと思った副代表に対して、県議会事務局職員らしきその人物は「先日お預かりした県議宛てのアンケートだが、当事務局で検討した結果、配布できないのでお返ししたい」と言ったのです。
当会副代表は、有権者向けのこの程度のサービスさえも拒否する議会事務局の対応ぶりに呆れてしまいました。そこで、「一昨日預けた書類の取扱をどうするつもりですか?」と県職員に質問したところ、県職員は「郵送でお返ししたい」といいました。
そのため、一旦は「それでは、早く返してほしい」と県職員に伝えましたが、直ぐに思い直しました。そして、折り返し電話を県庁に掛けて、当該の県職員に「先ほどのお話の件で、①配布できない理由と②あなたのフルネームを明記してください」と要請しました。県職員は「わかりました」と、こちら側の要請を受け入れました。
■配布できない理由がどのようなものだったのかは、大変貴重な示唆に富む情報ですので、いまから理由を記載した文書の到着が待たれます。
まさか一部の県議会議員から、「オンブズマンのいう事なんか、なぜ聞いたんだい?」などと言われて、圧力だと感じたのではないとは思いますが、予断は許されません。
折から、舛添要一東京都知事が公用車を駆って週末、頻繁にわたり神奈川県湯河原町にある、自ら所有する別荘に往復していた「公私混同問題」がマスコミで追及されているこの時期です。
知事が週末に知事公舎に頻繁に愛人を連れ込んで宿泊を伴う滞在を繰り返せるように、高額の公金をつぎ込んで群馬県の管財課が、風呂や目隠し用の弊の嵩上げや植樹、玄関脇の目隠し用竹垣設置、リモコン式の開閉ゲート新設、アルミサッシの新替えによる騒音シャットアウト工事など2000万円を遥かに超える公金をつぎ込んで知事におもねる県職員の愚行でしられる我らが群馬県ですが、そのお目付け役であるべき群馬県議会議員がそれに輪をかけて公金のムダ遣いをしているとすれば、これは大変なことです。
とにかく群馬県からの配布許否の理由説明が書かれた文書の到来を待ちたいと存じます。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】