市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

【速報】アカハラと寮生死亡に揺れる群馬高専から1日早く届いた回答の真意を確かめるべく明日予定通り訪問

2016-07-07 21:31:00 | 群馬高専アカハラ問題
■市民オンブズマン群馬では、いよいよ明日7月8日(金)午後4時30分に群馬高専を訪問し、西尾校長に対してあらかじめ提出していた公開質問状の回答について直接ヒヤリングをすべく準備をしております。ところが、本日7月7日午後3時半ごろ、同校総務課の桜井課長から当会事務局長のところに電話があり、「明日の対応はできない。公開質問状の回答はこれからオンブズマン事務局あてにFAXしておく」と伝えてきました。群馬高専から送られてきた回答書は次の通りです。


**********PDF ⇒ 20160707qnfax.pdf
2016年7月7日15時37分 群馬工業高等専門学校      NO.1838 P.1
           F A X 送 信 表
                         (平成28年7月7日)
宛  先: 市民オンブズマン群馬 小川 賢 様
送信枚数: 合 計   1 枚 (ただし本送信書は含みません。)
内  容: 平素よりお世話になっております。
      貴殿より頂戴しております公開質問状について、
      別添のとおり回答いたしますのでご査収ください。
発 信 者: 独立行政法人国立高等専門学校機構
       群馬工業高等専門学校長 西尾 典眞
      〒371-8530 群馬県前橋市鳥羽町580
        TEL (027)254-9000(代表)
        FAX (027)254-9022(総務課)

公開質問状への回答
 事案の性質にかんがみ、また、関係者のプライバシー保護の観点から、回答については、差し控えさせていただきたい。
 なお、本件に関しては、亡くなった学生のご家族の御意向を踏まえつつ、ご了解いただけた内容について他の学生やその保護者に対して、適宜説明を行っていること、亡くなったことの原因、背景と思われる事柄を学校として把握している訳でないことを申し上げる。
 また、表題を「寮生連続怪死事件(仮称)」とするなど、貴団体の態度は、亡くなった学生のご家族のお気持ちを何等考慮しないものと思われ、遺憾の意を表明する。
**********

■併せて、マスコミからも問い合わせがありました。当会が記者クラブに対して取材要請をしたので、群馬高専側に当日の取材を申し入れたところ、学校側からは「中止」という理由で取材を断られたとのことです。当会は、群馬高専に対して、校長が公務で多忙の場合は寮務主事の教授を代理として面談相手となってもらえるように要請しています。なぜ、学校側がマスコミに対して「中止」と宣言したのか、不可解でなりません。

 当会は、その主要な活動の際には、抜け駆けを防止するためにも、マスコミ各社に同じように情報提供を行うために、できる限り記者会見や、記者クラブへの情報の投げ込みなどを通じて、取材の協力を得やすい環境づくりに配慮しています。したがって、群馬高専側が、突然、「対応できない」として「(校長名での)公開質問状の回答書を送付する」という判断をした背景には、西尾校長が当会との面談に応じられない何らかの理由があったはずです。

 その理由をきちんと確認するためにも、当会では明日午後4時15分に予定通り、群馬高専を訪れ、同4時25分に総務課を訪ねて、4時30分から学校長もしくは、しかるべき代理の幹部のかたに面談を要請する予定です。

 そして、学校長が当会との面談に応じられない理由を確かめたいと思います。なぜなら、当会の取材要請に対して、学校側が「オンブズマンとの面談中止」を理由に、「取材に応じない」という対応を結果的にとったことで、マスコミ関係者による当会への不信感を醸成しかねないからです。

■さらに、今回、学校長の名前で期限日より1日早く送られてきた公開質問状の回答内容において、西尾校長自ら「寮生が亡くなったことの原因・背景と思われる事柄を学校として把握しているわけではない」と説明しています。

 一方、当会では、これまで1年余りにわたるアカハラ問題、及び2年間に3件発生した寮生の不可解な死亡事件(当会はこの事件を「寮生連続不審死事件」と呼んでいます)について、各方面から情報収集をしてきています。その中には、おそらく西尾学校長もご存じない情報もあるかもしれまぜん。
※当会注:これまで、3名の寮生のかたがたが亡くなられた経緯が全く不明だったため、(仮称)として「寮生連続怪死事件」と呼んでいましたが、今後はこの正式名称を採用いたします。

 当会としては、学校長さえ知らない、そうした新事実を含むかもしれない情報をわかりやすく分類して、あらためて公開質問状として学校側に提出する必要性を痛感しています。

 学校側は、明日のオンブズマンとの面談について「中止」を理由に、マスコミ関係者の取材を断ったのかもしれませんが、当会としては上記の理由で、新たな公開質問状を学校側に提出するとともに、西尾学校長との面談が実現するように、あらためて学校側に申し入れる予定です。

 また、今回は群馬高専同窓会長の時任会長にも、学校のトップとの面談時の立会いをお願いしています。学校側が、一方的に「面談中止」を理由にマスコミの取材を断ったとしても、同窓会長の立会いは断れないのではないでしょうか。その意味でも、同窓会長の立会いを要請した当会としては、明日は予定通り、群馬高専を訪問する必要があるのです。

 最後に、そのようなことはないとは思いますが、万が一、群馬高専側が、オンブズマンとの面談を一方的に忌避するような場合には、その理由を学校側によって教示していただく必要があると考えています。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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新政権誕生から1か月目の台湾事情(その1)

2016-07-07 00:50:00 | 国内外からのトピックス

■2016年1月16日に行われた総統選挙の結果、国民党を大差で破った民進党政権ですが、5月20日に就任した与党民進党の党首である蔡英文・新総統下で、1カ月を経過した台湾の様子を見に行きましたので報告します。

雨に煙る羽田空港国際線ターミナル。




↑台湾上空に差し掛かると雲が増え出してきた。↑

圓山大飯店を左手に見ながら着陸体制。

雨上がりの台北松山空港ターミナル。

到着ロビー。

↑雨上がりで長いタクシー待ちの列。↑

↑台北のタクシーはほとんどがトヨタ車。↑

 6月21日(火)、1年で一番昼の長い夏至の日に、高崎駅から7時半にバスで羽田空港に向かいました。10時半に羽田空港国際線ターミナルに到着し、13時30分の全日空NH853便で一路台北に向かいました。

 事前のアナウンスでは、出発後しばらくは上空の気流が不安定なので、相当揺れが予想されるということで、予め手洗いは済ませておくように、との予告でしたが、B787の機体はほとんど揺れもなく、雲が何層にも重なる上空を上昇して、高度4万フィートの成層圏飛行に入りました。

 台湾に近付くと、飛行機は着陸態勢に入り、高度を次第に落とすにつれてあたりは無数の積乱雲がにょきにょき林立し、その雲間を縫うように飛行しました。台北の松山空港には、到着前、着陸の順番待ちで基隆近辺の上空を旋回していた分だけ遅れましたが、機内の左側の窓から、圓山大飯店の赤い建物が見えました。住宅地の上をかすめるようにして着陸し、国際線ターミナルに機体が停止した途端に、窓の外はものすごい土砂降りとなりました。

 松山空港に来たのはおよそ22年ぶりですが、圓山大飯店を除き、まわりの風景は一変していました。遠くで稲妻が光る中、長いタクシー待ちの列に並び、次第に晴れ間が見えだしたころ、タクシーで台北市内の天母地区に移動し、いつもの定宿に投宿しました。

 タクシーの運転手によると、15年後には松山空港は閉鎖され、桃園国際機場にすべて移転するのだとか。


タクシー車内。運転手の話だと、台北市内にある便利な松山国際空港も15年後には桃園国際空港に移転するのだとか。

アメリカンスクールの裏手には新しい高層ビル。


半年ぶりの天母東路。気温32度だが湿度が高く、とにかく蒸し暑い。昔は6月はまだこんなじゃなかったのに。

■台湾は既に梅雨明けをしていますが、それにしても暑いと思っていたら、夜のテレビニュースで、「夏至の今日は台北で最高気温37.2度」と報じていました。

 そのあと、テレビ番組では、複数局で、台湾で長く続いた国民党時代に、政治家や高級官僚が長年に亘り政府系の協会や法人にトップとして天下り、しかも取り巻きに近親者を配置して、世襲体制を築き、莫大な税金を食い物にしている現状を暴露するという特集番組を放送していました。


↑「肥猫」という語呂で表して、国民党政権の腐敗を各局が暴露し批判中。以下同様。↑




「国産変私産」。国の財産がいつのまにか個人の懐に。どこかの国でも似たようなことが・・・。

 台湾でも、戦前、戦中までの日本統治時代に、政府系の各種協会や法人の類が組織されたのが、戦後も引き続き継続されています。しかも、国民党の独裁政権が続いたため、政権腐敗の温床になっていたことが、今回初めて民進党が総統選挙でも立法委員選挙でも勝利したことで、次々に実態が暴かれています。

 我が国も、先年、一時期、自民党から民主党政権に代わった際に、そうした自民党政権の利権の実態が露呈した時期がありましたが、民主党政権はまもなく内部抗争により自滅し、結果的に自民党を利する形となってしまいました。その結果、現在の自民党独裁政権状態にある我が国の政治状況を呈しています。

 先日、野党が台湾の民進党(正式には民主進歩党)の名称をまねて、同名の新党を結成しました。台湾の民進党も、かつて陳水扁政権を2期8年間(2000-2008年)経験しましたが、陳政権の後半はスキャンダルに揺れ、そのあと国民党の馬英九政権の誕生を許してしまいました。


蔡英文新総統就任記念バージョンの台湾ビール。
 日本の民進党が同じように再び政権を奪還できるのかどうかは、台湾の民進党の政治戦略が参考になるはずです。それには再英文のような新たな指導者が現れるかどうか、が重要なカギとなるでしょう。


さっそく軽く台湾料理。以下同様。









新光三越天母店。

商品札のほとんどに日本語併記。ここ天母地区には昔から日本人の駐在員家族が多く住む。日本人学校はアメリカンスクールの向かい側にある。









有機栽培食品へのこだわりは日本より強いようだ。だから、食の安全に関して、群馬県知事が一生懸命台湾に、「群馬県産の安全な農産物を買ってください」と頼んでも、放射能汚染のリスクがないことを証明できない限り、台湾側の理解を得ることは困難だ。赤城山に東電グループのバイオマス発電施設をなんのためらいもなく計画承認をしたがる群馬県行政では、台湾の人たちに受け入れらない。



台湾の人たちも韓国はあまり好きではないが、韓国の食べ物は別のようだ。

カラスミはますます高価に。

酒税が日本より安いせいか日本の缶ビール値段は日本より安めだ。

こだわりの白ビールもたくさん置いてある。

【ひらく会情報部・海外取材班】

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