市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

【速報】アカハラと寮生連続死亡事件に揺れる群馬高専に3度目の公開質問状を提出

2016-07-08 21:01:00 | 群馬高専アカハラ問題
■市民オンブズマン群馬では、本日7月8日(金)午後4時に群馬高専の正門に到着し、そのまま来客用の駐車場に車を進めました。駐車場には既に学生の皆さんが待機しておられ、午後4時15分に管理棟の正面玄関から建物の中に入りました。すると学生ホールには100人近い学生の皆さんが待機していました。同じく学校関係者が数名、学生ホールから学生課に入る廊下のところで学生の皆さんを監視するような布陣で並んで立っていました。

蒸し暑い夏の日。オンブズマンの来訪を歓迎するかのように群馬高専の管理棟正面植込みに鎮座するモニュメント。



群馬高専の事務棟。正面玄関には100名近い学生の皆さんが集ってくれていた。


事務棟の2階に案内される。


会議室Bにオンブズマンを案内する桜井課長。手前の部屋は国際連携室・進路支援室。


会議室Bの内部。この1年余りの高専訪問では、はじめてまともな部屋で協議できることになった。


会議室B。このあたりの席に対面(向こう側に当会、こちら側に学校側)で着席して協議。


↑会議室Bの内部。壁に貼られた洋画。↑


壁に貼られた群馬高専の教育理念、学習・教育目標、教育目的。学科ごとの教育目的。


壁に貼られた群馬高専の鳥瞰写真。

 居合わせた学生の皆さんに、「今日は集まっていただいてありがとう。皆さんの望む開かれたキャンパスにするよう、学校側に申し入れてきます」と挨拶をしました。すると、すぐ脇にいた学校関係者が「学内で無届の集会は禁止されている」とさっそく釘をさしてきました。あまりの言いがかりにムッときて、「集めたわけでなく、集まってくれたのであり、私が言ったのはつぶやいただけです」と学校側の認識を正しました。

さらに学校側では「ビラやチラシを学内で配布することも禁止だ!」というので、「それではオンブズマンのような外部の訪問者が行った場合はどうなのでしょうか?」と訊ねたところ、「一律同じだ」とのこと。

 上記のことについて、あとで群馬高専の内情に詳しい方に確認してもらったところ、学生に配布されている学生便覧には、ビラ・および集会について「学生が校内において、または校外において本校名を使用して〜」といった形での禁止の条文が見つかりました。(H28年度版pp79-80。どうやら安保闘争で作られたものらしい?)。

 しかしながら、来訪者が行うことに関する条文は今のところ発見できていません。もしそのような条文が学生便覧以外に存在したとしても、来訪者がそれを確認しうる手段はありません。したがって、学校側は不問とするしかないでしょう。なぜなら、そもそも学生便覧自体、我々のような外部の者は読めないのですから。

 このほかにも学校側では「撮影をしている者がいるが、無断で学内で撮影することは肖像権の侵害だ!」などと、あれもダメ、これもダメ、と叫びました。

 この場合、撮影することは肖像権の侵害ではなく、「それの公開が肖像権の侵害か」という話のはずです。にもかかわらず、学校側は拙速で批判をしました。また、この時「就職できなくなるよ」といった脅し文句を付け加えることを、学校側関係者は忘れませんでした。

 チラシの配布について当会が、「学内と言うとどの範囲までを言うのですか?」と訊ねると、学校側いわく「学校の構内全部だ」とのこと。「校門の外はよいのですか?」と言うと、「学校の土地は校門の外でも学内だ」とのこと。どうやら、高崎市が道路管理者となっている公共道路の範囲は学外だということのようです。

■事務局長が車に忘れ物をしたというので、戻ってくるまで、学生の皆さんに本日の訪問目的を説明し始めると、学校関係者が「すでに部屋を用意しているので、そちらのほうに案内したい」としつこくいってきました。どうやら、集まった学生の皆さんにあれこれ話しかけては都合が悪いようです。時間が4時25分になったので、オンブズマンの代表がまず、総務課長の案内で、2階に向かいました。階段を上がると、かなり広めの会議室に案内されました。

 やがて事務局長もやってきたので、4時30分からオンブズマン2名と、群馬高専側の桜井総務課長と六本木総務課長補佐が大きな細長いテーブルをはさんで向かい合う形で協議が始まりました。入口に近い椅子席には、若手の総務課の職員1名が見張り役で待機していました。

 当会は最初に、「西尾学校長は、なぜ面談に応じていただけないのですか?現在どこにおられるのでしょうか?公務のため席が外せないとか、どこかに出張中とか、それとも、校長室で息を殺して待機しておられるのでしょうか?」と質問したところ、学校側では「公務というより、無用なトラブルを未然に回避するために、面談に応じないことにした。なお、学校内にはいない」とのこと。どうやら、オンブズマンとの面談を忌避して、安全な場所に退避、つまり逃亡した様子がうかがえました。

■初めに当会から、当会の活動の趣旨と目的について説明しました。次に、昨年4月に学校関係者と思われる複数の匿名のアカハラ問題に関する緊急要請の相談があり、その後、事実関係を確かめるために、公開質問状を提出したが直ちにプライバシー保護を理由に回答拒否にあったため、国立高等専門学校機構に問い合わせて、情報開示請求を行ったこと。それでも開示拒否に遭ったため内閣府に異議申立てをしたが答申までに1年近くを要したこと、内閣府から不開示について取り消しの答申が出たにも関わらず、またもやプライバシー保護を理由に、アカハラ関係文書の存在は認めたものの、文書の開示は全面不開示としたことを説明しました。

 桜井総務課長はことしの4月に、前任の尾島課長の後任として他の高専から赴任してきたとのことでした。となりの六本木課長補佐は昨年からオンブズマンとして高専に来るたびにいつもメインで対応してきました。しかし、ほぼすべてが廊下での立ち話だったので、今回のように人間らしい対応をされたのは初めてです。

 こうした経緯を説明すると共に、当会からは、「学校側の秘密体質がアカハラ問題をここまで拡大させた原因であり、さらにそうした学校の閉鎖的体質が、学生たちにフラストレーションを起こさせ、2年間で3人もの尊い命が失われた大きな原因のひとつになったのではないか」という見解を表明しました。

 アカハラ問題については4年前にも技術職員により起こされた経緯がありますが、その時は前校長によりきちんと実態が調査され、その結果に基づき原因者が処分され、HPで公表し、再発防止に努めることで学生の安心安全を守ることを誓ったはずだが、校長がかわったことで、アカハラ問題に対する対応が180度かわり、被害者の救済よりも加害者の保護を優先したことで、ますますアカハラ問題が広がって被害者を増やしてしまったことを指摘しました。

 さらに、そうした学校内での閉塞感が、寮生連続不審死事件を起こしてしまう一因となった可能性が非常に高いことを含め、トップの考え方や行動力の違いで明暗がまったく変わってしまった典型的な事例であるために、暗の方に傾かせてしまった西尾学校長と直談判をする必要があると伝え、さらに、西尾学校長は官僚ではなく教育者として群馬高専をリードしなければならないのであって、それができないのであれば学校長を退く必要があるのではないか、と当会の意見を述べました。

■桜井課長らは時折メモをとっていましたが、秘密体質について当会から批判を受けると「遺族の意向を考えた場合非常にデリケートな問題なので、公表したりすると、そのショックで連鎖的に自死を誘発しかねない」という論理を繰り返しかざして反論してきました。

 また、「連続的に発生した寮生の死亡原因が怪しげな事件」について、当会が「寮生連続怪死事件」と仮称で読んでいたことについて、「遺族の感情を逆なでするもので、遺憾だ」という認識を相変わらず繰り返して示しました。

 これにたいして、死亡事件の原因や背景について公開質問しても何も答えようとしない学校側の姿勢に対して、そうした表現は決しておかしくないと考えたが、その後、死亡に至った状況などがかなり情報を把握できたので、現時点では「怪死」より「不審死」の表現が適切であると考えていることを説明しました。しかし、学校側は終始、オンブズマンが使っていた「怪死」という言葉にこだわっていました。

 そうした中で、事前に西尾学校長に見せて説明を求めることを期待して作成してきた、都合、3回目の公開質問状を桜井課長に提出し、この内容について来週7月15日(金)の同じ時間に再び面談をしたいので、その際に西尾学校長から直接説明をいただきたい、と申し入れました。

 結局、学校側からは、西尾学校長の予定が分からないことと、まずはこの公開質問状の各項目の内容について読ませていただいたうえで、対応を検討したい、とするコメントが発せられました。

 また、遺族の皆さんが本当に事件の公表を望んでいないのかどうか、について、学校側の見解と当会の見解に相違があることがわかりました。学校側は、事件発生直後の遺族の話をもとにしているようすがうかがえるのに対して、当会では、事件後時間が経過した遺族の場合には、自分の子どもがなぜ自死をしなければならなかったのか、その原因や状況を知りたいと考えているはずであり、事件発生後の遺族の心境の変化に対するフォローが必要であり、遺族からの問い合わせを待つのではなく、学校側から遺族の気持ちを諮る姿勢が必要であると、指摘しました。

■本日、群馬高専の西尾学校長宛に提出した3回目の公開質問状の内容はつぎのとおりです。

**********
  2016年7月8日
〒371-8530 群馬県前橋市鳥羽町580番地
独立行政法人 国立高等専門学校機構
群馬工業高等専門学校
 校長 西尾 典眞 様
                     市民オンブズマン群馬
                      代表 小川 賢
              2016.7.8 公開質問状
       件名:アカハラ及び寮生連続不審死について
 当会の6月27日付公開質問状は、7月8日(金)午後4時30分から貴殿と面談の際、文書及び直接口頭で確認する予定でした。しかし、遺憾にも7月7日(木)午後3時半ごろ貴学総務課長からの電話で突然対応不能の通告と簡単な回答をいただきました。そのため、あらためて、次の質問項目について誠意のある回答を求めるものです。

【1】2016年1月のIさん死亡事件について
質問1-1「遺書は誰も残していないのでしょうか?」
 2016年1月13日、当時電子情報工学科4年で寮生のIさんが、1コマ目の授業(8:50AMから10:20AM)を受けたあと、突然どこかに行ったまま彼の自転車とともに所在が分からなくなりました。 その際、カバンは椅子に掛けたまま、筆記用具やテキストは机の上に置いたままだったそうです。 その日は級友の方々はIさんが単に授業をサボっただけと思い、特に気にすることはありませんでした。 その日の夜には寮で夜点呼があったはずですが、点呼を監督していた舎監の教員の不手際によって、不在にもかかわらずいるということにされました。不在であればルールでご家庭に連絡することが決まっていますが、当然その時に保護者には連絡が行くことはありませんでした。
 翌14日の午後4時になって、ようやく他の寮生が不在に気付き、寮の事務職員の方に報告されました。そして当時のK・S寮務主事(注:前任の寮務主事との区別のためイニシャルとする)に報告があげられ、ようやく貴学(群馬高専)はIさんの不在を認知されました。
 当日午後5時にはIさんのご家族に不在の連絡がなされ、ご家族が即座に群馬高専まで駆け付けるとともに、警察に捜索願いが出されました。
 さらに翌々日15日の午後になって、高崎市の山中深くで遺体が発見され、16日にこの遺体がIさんのものであると特定されました。警察によると自殺で、死亡推定日は13日のようです。
 さて、この件に関して、西尾典眞校長は「Iさんの件含め、群馬高専で発生した3件の死亡事件では誰も遺書を残していない」と断言しているという学校関係者複数人の証言があります。 6月17日の避難訓練の際に全校生徒が参集した際にもそのようなことをおっしゃっていたようです。 しかし、私たち市民オンブズマン群馬がIさんのご遺族に確認したところ、死の理由は書かれていなかったものの遺書は遺されていたとおっしゃっています。つまり西尾学校長は、分からないなら分からないとおっしゃればよいものを、遺書の有無について真っ赤な嘘をついたわけです。 このことについて、西尾学校長から直接説明をいただきたいと思います。

質問1-2「点呼の不手際についての事実関係は遺族に伝えられていたのでしょうか?」
 1月13日夜の寮の点呼について、実際に不在であるにもかかわらずいることにされ、不在の把握とご家族への連絡が丸一日遅れたことは上述のとおりです。 最短で連絡ができていたとしてもIさんの死は防げなかったかもしれませんが、そうであれば遺体の発見はもっと早くになされていたことは間違いありません。 ご子息の遺体をむだに1日多く、1月のこごえる山中に放置する羽目になってしまったご遺族の無念は察するにあまりあるものがあります。
 しかし、「舎監の教員の不手際で、実際に不在にも関わらずいると勘違いされた」というこの事実について学校側から伝えられていたか、ご遺族に確認を取ったところ、「聞いていない。 『高専4年生は大学生と同じに扱われ、事実寮から抜け出す学生も多い。 いなくても特に連絡はしない暗黙の了解になっている』という説明を受けた」という証言をいただきました。 つまり、貴学(群馬高専)は、事あるごとに情報を隠すため振りかざす「ご遺族の意向」の大元であるご遺族にすら、真っ赤な嘘をついていたことになります。 これは大きな問題ですので、西尾校長から直接説明をいただきたいと思います。

質問1-3「ご遺族は本当に公開を望んでいないのでしょうか?」
 群馬高専の寮生が、2014年1月から2016年1月の2年間で3人不審死を遂げていることについて、先の6月17日に上毛新聞が報道したことはご周知のとおりと思われます。 しかし、その日の群馬高専の避難訓練で、全学生が参集した際、西尾校長は「ご遺族が公開を望んでおらず、今回の記事掲載については遺憾である」という旨の発言をしたことが確認されています。ところが、私たち市民オンブズマン群馬とのコンタクトの中でご遺族は、死亡原因の究明のための徹底的な調査および責任の所在の明確化、個人情報を除いた調査結果や関連情報の公開を所望され、またマスコミによる報道についても同意なされました。 したがって、貴学(群馬高専)がご遺族の意思を曲解またはねつ造し、全学生の前で嘘を付いてまで上毛新聞の報道に対する敵がい心を煽っていたことが明らかになりました。 このことについて、西尾校長から直接説明をいただきたいと思います。

質問1-4「授業を忌避した理由が何かあるのではないでしょうか?」
 Iさんが失踪した直後の2コマ目の授業は、電子情報工学科におけるアカハラ問題の加害者とされているS教授受け持ちの授業でした。この事実を加味して、起こったことを表面的に眺めた場合、Iさんの失踪のトリガーとなったものとして考えられるのは「何らかの理由でS教授の授業に出席することを拒絶した」もしくは「何らかの理由で昼食のためにすら寮に戻ることを拒絶した」というものです。これら両方に関して、貴学(群馬高専)はどのような調査を行い、どのような結果を得ましたか。まだ調査が行われていないのであれば、これから調査を行う予定はありますか。

質問1-5「学科長がお悔やみを言えなかった理由があるのではないでしょうか?」
 1月19日にはIさんのご葬儀および告別式が行われ、学校関係者やIさんの友人も参加されました。特にIさんの所属していた学級は、学生側が自力で行動し全員が出席しました。 しかしこのご葬儀に、当時電子情報工学科学科長であったS教授は出席せず、それどころか弔電すら送ることはありませんでした。この理由についてお聞きしたいと思います。

質問1-6「同学の寮生の葬儀参加に何かブレーキはかけられませんでしたか?」
 1月19日に関して行われたご葬儀には、Iさんと私生活で関わりのなかった学生も含めた同学級の方々が自分たちで行動して全員出席したにも関わらず、4年間苦楽を共にしてきていたはずの同学年の寮生に関しては半数も出席していなかったとの証言を得ております。これに関して、貴学(群馬高専)はご葬儀に出席する寮生に対して公的欠席(欠席日数にはカウントされない)の許可を出しましたか。

【2】14年1月のOさん死亡事件および15年6月のMさん死亡事件について
質問2-1「寮生に対する一斉強制帰省の指示と、それに伴う費用負担に問題はありませんか?」
 2014年1月24日昼過ぎ、当時の群馬高専学生寮(鴻志寮)の南寮で、当時物質工学科4年で寮生のOさんが他の学生によって自室で変わり果てた姿となって発見されました。
 まもなく警察および学校幹部が学生寮に駆けつけましたが、午後3時過ぎに当時のK・K寮務主事が当時寮内にいた寮生を全員寮食堂に集め、個々の都合を一切無視し強制的に当日中に帰省するよう指示しました。
 そして翌日以降、警察による現場検証および学校側の調査は、誰の目も入らない寮内で行われることになりました。
 まず疑問が浮かぶのが、この強制帰省の妥当性です。 確かに学生の寮内での死亡は非常にショッキングな事件ではありますが、南寮はともかく事件とは直接関係のない別の棟の寮生まで帰宅させられなければならなかった必然性が私たちには分かりません。
 寮生の中には群馬高専から100キロメートル以上離れた遠方に実家がある学生も相当数いらっしゃいます。 そして学生寮とは基本的にそういった方たちのためにあるはずです。 学生寮の存在意義を否定するようなこの指示は、客観的に見ればあくまで学校の勝手な都合によるもののはずですが、この強制帰宅でかかった交通費等についてすら補償は一切なされなかったということで、非常に理不尽な話だと思います。
 西尾校長あるいは当時の責任者である環境都市工学科のK・K教授が、この強制帰宅の命令を判断した理由はなんでしょうか。 これはご遺族や警察の要請があってのことでしょうか。

質問2-2「ご遺族の意向という錦の御旗の影で、説明責任の懈怠はありませんか?」
 1月27日には、たった3日間の帰省から戻った全寮生を前に、当時のK・K寮務主事が説明を行いました。しかし、「ご遺族の意向により説明会や文書の配布は一切行わない。 今から俺が言うことをメモに取ってそれを保護者にみせろ」という発言を皮切りに、「Oさんは、1月24日の昼に、死亡しているのが発見された。警察によると自殺である。彼は同級生には一切伝えておらず表面上は、他の学生と変わりない学生生活を送っていたが、実は一人になると突然死にたくなるタイプのうつ病だった。我々も知らなかった。これ以上の情報は一切開示しない」と非常に一方的かつ不可解な説明が行われました。 百歩譲って仮にそうであるとして、それほど危険な状態にあるとわかっている方を寮に入れて1人にして、友人や学校側にもサポートするよう一切告げなかった理由がわからないからです。
 学校側みずから強制帰省という形で全寮生を巻き込んだにも関わらず、こうして事件の詳細については「ご遺族の意向」を盾に伏せられることになりました。 なお、Oさんの件に関しても死を選択した理由はご親族ですらついにわからなかったそうです。
 しかし同時に、行われた救命措置や、こういった死亡事案に対する学校側の態勢や対応策についても説明されることがなかったそうです。 いくらご遺族が要望したとして、これらの情報まで伏せるよう要望が出されることはまずありえません。
 自殺に限らず、たとえば寮の自室で事故で死にかけていても助けてもらえない、助からないというリスクが学生側にあるということが分かったにも関わらず、こういった情報まで隠したことの理由を説明いただきたいと思います。
 もし意図的に伏せたわけではないのであれば、今この場で当該事項に関する説明をお願いいたします。

質問2-3「偏って狭められた調査対象範囲で結論付けを急ぎすぎたりしませんか?」
 2015年6月10日、当時電子情報工学科4年で寮生のMさんが、午後に寮を出たまま行方不明になりました。 当時は2015年度前期中間試験の期間(6月5日から6月11日)の真っただ中でした。携帯電話や財布は寮の部屋に置いたままで、彼の自転車とカバンはまもなく群馬県庁北にあるグリーンドーム付近の利根川河川敷近くで発見されました。 約1か月後の2015年7月16日、自転車発見地点のおよそ1.5km下流で発見されていた水死体が、Mさんのものであることが確認されました。 遺書のたぐいはありませんでした。
 Mさんの死亡原因が事故か自殺かについては、警察の内部では意見が分かれたといいます。 当時警察内部ではむしろ自殺と判断する声のほうが大きかったという信頼できる警察関係者からの情報も入っています。 客観的に見れば、テスト期間中に往復で7km以上も離れた大河川に、随伴者もなく携帯も持たず泳ぎに行く学生など想定し難いものなので当たり前のことだと思われます。
 ところがこの件について貴学(群馬高専)は「事件性はなく、事故である可能性が高い」という説明に終始しており、さらに文書や説明を見聞きする限りにおいては、「遺族から~と伺っている」という表現がやたらに多く、貴学(群馬高専)が自分たちで情報を収集したり判断したりしていないようすが伺えます。
 しかし、この事件はあくまで運営中の寮で生活していた方が死亡したものであり、貴学(群馬高専)にはその管理責任と調査義務があります。 そして警察にも事件の詳細を聞く権利があるはずです。
 聞いたところ、貴学(群馬高専)はMさんと近しい距離にいたごく限られた教員や学生にしか調査を行っていないようですが、自殺の可能性が少しでもあるならば、全校レベルでいじめやアカハラの事実があるかアンケートなどを取り調査するのが多くの普通の教育機関の対応です。 この事件に関して、貴学(群馬高専)自身が積極的に警察に聞いたり、調査を行ったりしないのは、いったいどういった理由によるものでしょうか。

質問2-4「寮務主事の任期の決まり方は誰がイニシアチブをとっているのでしょうか?」
Mさん死亡事件とIさん死亡事件の際に寮務主事をされていた、電子情報工学科教授のK・S氏は、2016年3月付で寮務主事の任を解かれ、現在は当該学科の学科長となっています。現在の寮務主事は一般教科担当の教授であるT氏です。ところで、K・S氏がK・K氏の後任として寮務主事に就かれたのは2015年4月のことであり、また寮務主事の任期は2年間ですので、K・S氏は任期半ばで寮務主事を辞されたということになります。この理由をお聞かせください。

【3】電子情報工学科におけるアカハラ事件について
質問3-1「アカハラ問題への対処が遅れた理由はなんだったのでしょうか?」
 貴学(群馬高専)の電子情報工学科の教授であるS氏が2012年夏から2015年春、特に2014年4月から2015年2月にかけて集中的に行ったとされるアカデミックハラスメント行為のうち、私たち市民オンブズマン群馬が確認しているものの概要は次のとおりです。

・強制的に一対一での「面談」を命じたり、あるいは授業や研究発表を利用するといった方法で、自身の研究室および同学科に属する学生多数(10名以上)に対して、罵倒したり人格を否定するといった行動に及ぶ。
・学業優秀で、S氏の研究室への配属を断るなど意に沿わない行動をした学生少なくとも5名の悪評を周囲にまき散らすといった行動に及ぶ。
・下の地位にある教員2名に対して、不当に多量の仕事を押し付ける、密室に呼び出して人格否定を行う、「働かないようならば潰す」「いざとなったらこの学校は血も涙もないですから(注:『従わないならば学校側は簡単に解雇するぞ』という脅し)」というような暴言や脅迫めいた言葉を吐くといった行動を行い、心身を失調させたうえで退職に追い込む。
・少なくとも3名の学生が精神的に失調させられ不登校に追い込まれる。
・特定の女子学生の人格や成果を否定する発言を執拗に行い、心神を耗弱させて大学への進学内定を辞退に追い込む。
・住所を教えていないにも関わらず、学生名簿から住所を調べ上げ特定の女子学生に対して無断で年賀状を送りつける。
・特定の女子学生に対して、1年足らずの間に1600通以上に及ぶメール(多くが私的なもの)を送り付ける。
・教員配分の研究費を、本来の目的の一つである学生のための物品を購入することに使わず、自身の旅費などで使い果たしたうえ、必要物品を学生負担にさせる。
・その他、就職活動が上手くいかない特定の女子学生を無理やり密室に連れ込み泣くまで叱責する、特定の女子学生をモノ扱いした発言をする、女子学生らに対してやたらボディタッチをする、専攻科から指導教員を変更したいと申し出た学生2名を授業中に同輩の面前で罵倒するなど。

 これらのアカハラ行為のほとんどは2014年4月から2015年3月に集中しており、現在の西尾典眞学校長の在任期間中に起こっています。
 さて、このアカハラによって、多数の学生や教員が精神科通いを余儀なくされました。 学生の中には卒業研究が遂行できなくなったり、学校に登校できなくなったり、せっかく合格した大学への進学を断念せざるを得なくなった方もいました。 教員2名もアカハラによって退職されました。
 さんたんたる被害が出るなか、2014年12月24日には被害を受けていた当時講師のU氏が被害状況と対処を訴えた「ハラスメントに関する申立書」を西尾校長含めた学校幹部あてに提出されましたが、貴学(群馬高専)はS教授の「身に覚えがない」という発言を採用し、アカハラ事件はなかったことにされました。
2015年2月25日には当時電子情報工学科5年生の学生13名が、連名のもと被害状況と対処を訴えた「人権・被害救済の申し立て」を同じく西尾校長含めた学校幹部あてに提出されました。
 さて、この「人権・被害救済の申し立て」提出のあと、西尾典眞校長はそれでもまともに調査を実施せず、代わりにS氏への口頭注意を行うとともに、S氏に「アカハラと取られるような」問題行動を慎むよう誓約書を書かせると回答されました。この誓約書について、内容および不履行時の罰則は周りに知らされませんでした。
 ところで、私たち市民オンブズマン群馬が昨年来行ってきたアカハラ事件に関わる一切の文書の情報公開請求によって、1年をかけてようやく貴学(群馬高専)は該当文書の存否のみを明らかにされました。私たちの請求の中には「貴学(群馬高専)関係者からの申し立てを受け、対応等を協議した場合の一切の関連文書」の項がありましたが、存在していると回答されたのは「寄せられた文書を受けて事実関係を確認し取りまとめた文書」一件のみでした。
 仮に「誓約書」が存在しているとして、その時に西尾校長とS氏との間で「協議」はなされているはずですので、存否応答の中に無ければならないはずです。しかし実際には該当文書と思われるものの存在は貴学(群馬高専)からの回答の中に認められませんでした。
 以上より、アカデミックハラスメント被害の対応について、教員および学生多数からの必死の訴えにも関わらず西尾典眞学校長は加害者であるS氏に「誓約書」など書かせてはいなかったことになり、学生の面前で真っ赤な嘘をついていたことになります。
 このことについて、西尾学校長自らの言葉でご説明願いたいと思います。

質問3-2「貴学が好んで使う関係者のプライバシーとは誰のことでしょうか?」
 私たちは昨年4月15日にこのアカハラ事件に関する公開質問状を、また昨年6月26日にはアカハラにかかわる内部文書の情報公開請求書を貴学(群馬高専)に提出しました。 しかし貴学(群馬高専)は、「プライバシー保護の観点から」、一切の情報を出しませんでした。
 ちなみに、このアカハラ事件に関して、おととし12月24日に「ハラスメントに関する申立書」を提出された元群馬高専講師のU氏、および昨年2月25日に「人権・被害救済の申し立て」を提出された13名の学生からは、当会とのコンタクトおよび情報提供を通じて、私たちの行動に可能な限り協力するという同意、つまりすでに氏名・住所・電話番号・生年月日・具体的な成績といった核心的な個人情報を除いては公開しても構わないという同意を得ております。 これを踏まえれば、「S教授に関わる個人情報を除いては」、貴学は保有文書を彼らの個人情報を黒塗りした上で開示する義務があります。
 つまり、あくまで貴学が今後「プライバシーを理由に」S教授が起こしたとされるアカハラ事件に関する情報公開を拒むのであれば、貴学が守るのは加害者であるとされるS教授のプライバシーであるということになる、すなわち貴学(群馬高専)は学校をあげてS教授をかばっていることになると私たちは考えております。
 以上を踏まえて、ここではっきりとお聞きしたいのですが、この「プライバシー」とは具体的にどなたの「プライバシー」でしょうか。 この回答は、今後貴学(群馬高専)に対して予定している情報不開示処分に対する行政訴訟にも反映させたいと考えております。

質問3-3「S学科長の解任の本当の理由は何でしょうか?」
 2016年3月付けでS教授は学科長の任を解かれ、その旨が文書として電子情報工学科生の保護者向けに配布されました。 しかしこの解任には全く理由が説明されておらず、当該文書を配布した意図がわかりません。 まず、S教授の学科長解任は、単なる任期によるものでしょうか。 それとも校長命令によるものでしょうか。 前者であるとすれば単なる任期満了にわざわざプリントを配布した理由を、後者であるとすればその具体的な理由を西尾校長にはご説明願いたいと思います。

【4】寮生連続不審死事件とJ科アカハラ事件に対する全般的な貴学(群馬高専)の対応について
質問4-1「情報開示に不熱心で情報不開示に邁進する理由は何でしょうか?」
 私たち市民オンブズマン群馬はすでに、電子情報工学科の教授であるS氏が起こしたアカハラ事件において、被害者とされる教員および被害学生十数名とは情報提供やコンタクトを通じてその意思を確認できる状況にあります。 また、不審死事件でのご遺族ともコンタクトを取っており、その意思を確認できる状況にあります。すでに貴学(群馬高専)がいくら「関係者のプライバシー」、「ご遺族の意向」を振りかざしたところで、それが事実かどうか確認できる状況にあります。 すでに貴学(群馬高専)が情報封鎖の理由として何度も唱えていた「ご遺族の意向」は多くが虚偽あるいは曲解であり、またご遺族にすら重要な情報を伝えず虚偽の情報を伝えていたことも明らかになっています。
 さらに、私たち市民オンブズマン群馬はすでに本件にかかわる該当文書の多くを入手しており、U氏が提出された「ハラスメントに関する申立書」および学生13名が連名のもと提出された「人権・被害救済の申し立て」についてもすでに提供いただいております。これまでの私たちの情報公開請求は、血気盛んな行動に走る前に、あくまで貴学(群馬高専)側の自浄作用と良心を期待し、貴学(群馬高専)自身に自力で説明責任を果たさせることが重要だと考えて、一年以上にわたり柔和な方針を通してきたものです。 しかし貴学(群馬高専)が説明責任をひとつも果たさないのであれば、私たちは持っている文書をすべてマスコミに提供したうえで、私たち自身の力でも公表する構えです。
 それを踏まえたうえでお聞きしますが、貴学(群馬高専)はそれでもなお、自分の意を他人の意にすり替えた子供だましを続け、すべてを闇に葬り続けるおつもりでしょうか。

質問4-2「4年前のアカハラ事件当時の前任校長のとった対応をどう思いますか?」
 2012年3月29日、高専の技術職員が特定生徒に長期間・十数回にわたり「あなたはだめな人間だ」「一部の人としか仲良くなれない」などと中傷を繰り返し、実験器具を使わせないなどアカデミックハラスメントを行っていたとして、40代の男性技術職員を4月1日から1か月の停職処分に、それを黙認していた60代の男性教授に対しても同様の処分を取ったと群馬高専が自ら発表しました。この時は朝日・毎日・読売・産経といった各紙が報道し、大きな波紋を呼ぶこととなりました。
 この2012年アカハラ事件においては、被害学生一人のために当時の竹本廣文学校長率いる学校側が、停職処分や自らによるマスコミへの通達といった断固とした措置を取り、固く再発防止を約束したにも関わらず、その後、発生した一連のアカハラ事件(寮生連続不審死事件も含め)、学校として、そのときの約束は反故にされ続けて来ています。特にIさんとその保護者は、入学式の席上で学校側による再発防止の誓いを聞いているはずであり、固く身の安全を保障されていた身分でした。 現在の西尾学校長率いる貴学(群馬高専)の行いは、当時の竹本校長と彼がなした決意・約束に正面から泥を塗るに等しい行為だと感じられますが、どう思われますか。

質問4-3「メンタルケアのようなパッシブ策でなく、アクティブな対応策を講じませんか?」
 貴学(群馬高専)は、一連の事件、特に2015年6月のMさん死亡事件および2016年1月のIさん死亡事件のあと、判で押したようにその措置を学生及びその保護者を学生相談室送りにしてカウンセリングするにとどめています。 他の行動もすべて学生のメンタルケアにとどめ、極めつけに6月17日の上毛新聞の記事においても西尾校長のおっしゃっている対応策は「学生の心のケアに全力で努め」とこれだけです。 私たち市民オンブズマン群馬は電子情報工学科におけるアカハラ事件の顛末をよく知っているので、その際学生相談室がどれほど役に立たなかったのか、持ち込まれた相談がどれほど握りつぶされてしまったのかについてはよく知っています。 その学生相談室を臆面もなく勧めている時点で絶句させられますが、そもそもメンタルケアというものは学生および保護者の精神に問題があるときに効果を発揮するものです。 はっきりと申し上げますが、寮生連続不審死事件および電子情報工学科アカハラ事件の原因は客観的にどう見ても貴学(群馬高専)側にあります。 電子情報工学科でのアカハラ事件とその被害、およびその隠ぺい行動、寮生が立て続けに3人不審死したことと、「ご遺族の意」を曲解した隠ぺい行動、挙げればきりがありません。
 さらに当会では独自の調査で、電子情報工学科でのS教授以外によるハラスメント行為の存在、および学生寮において身勝手極まりない理由から始まった長期にわたる悪質かつ陰湿なイジメの存在、そしてそのイジメに関する告発を寮務主事自ら握りつぶして隠ぺいしていた事実などを把握しており、私たちはこれを貴学(群馬高専)の体質を如実に示すものとして見ています。 何度も言いますが癌がカウンセリングで治ることはありません。 「私どもには何ら落ち度はないけど、そんなに気になるなら『治療』してやってもいいよ」と言わんばかりの貴学の対応には憤りを覚えます。
 この代替案として、群馬高専関係者や被害者の方々の協力のもと、今回の件に関する再発防止対応策を策定いたしましたので、これらの実行を西尾校長率いる貴学(群馬高専)に要求するとともに、各項目について実現可能か理由も添えて回答いただきたいと思います。 履行いただける場合は、明確な形で声明を発表いただくようお願い申し上げます。

【再発防止対応策1】
 重大事件が起こった場合の基本的な態度として、事件については基本的に公表・周知すること、責任者が表に出て対応すること、原因究明および過程の調査および責任所在の明確化をしっかりと行いその都度記録に残すこと、そして原因となった人間に対する処分を後腐れなくしっかりと行うと公的に約束し実行すること。

【再発防止対応策2】
 寮生連続不審死事件における徹底的な原因究明および責任所在の明確化、およびその結果の公表を行うこと。

【再発防止対応策3】
 寮生連続不審死事件の存在と概要の公表を行うとともに全学生とその保護者の前での説明を行うこと。

【再発防止対応策4】
 寮生連続不審死事件に関する一切の文書(個人情報は墨塗りで消す)の公表を行うこと。

【再発防止対応策5】
 アカハラ事件に関する徹底調査とその結果の公表を行うこと。

【再発防止対応策6
 アカハラ事件の公表および保護者の前での説明と謝罪を行うこと。

【再発防止対応策7】
 アカハラ事件の被害者に対して学校としての直接謝罪および補償を行うこと。

【再発防止対応策8】
 アカハラ事件の加害者S教授に対する、解雇または降格を含めた厳しい処分を行うこと。

【再発防止対応策9】
 アカハラ事件に関する一切の文書(個人情報は墨塗りで消す)と経過の公表を行うこと。

【再発防止対応策10】
 教員および学生に対して学内の事件に関するかん口令の解除を行うこと。

【再発防止対応策11】
 学校において教職員によるハラスメントと見られる行為がないか(なかったか)の徹底的調査を行うこと。 および行為が発覚した場合の厳しい処分の徹底化を行うこと。

【再発防止対応策12】
 学校においていじめと見られる行為がないか(なかったか)の徹底的調査、および行為が発覚した場合の学生への処分の徹底化を行うこと。および教職員がそれを助長あるいは隠ぺいしていた場合の厳しい処分の徹底化を行うこと。

【再発防止対応策13】
 学生寮においていじめと見られる行為がないか(なかったか)の徹底的調査、および行為が発覚した場合の学生への処分の徹底化を行うこと。 および教職員がそれを助長あるいは隠ぺいしていた場合の厳しい処分の徹底化を行うこと。

【再発防止対応策14】
 学校内の学生相談室が十分機能せず、また群馬高専の元締めである全国高専機構でもアカハラや学生自死問題に十分対処しきれていないという実態の反省に立っての抜本的な組織の改善を行うこと。貴学では平成27年3月4日付で校長裁定のもとに、「群馬工業高等専門学校におけるコンプライアンス推進副責任者の任命について」と題する組織内通達を出している。ただしこれは公的研究費等の取扱いに関する規則(機構規則第121号)第6条第3項の規定に基づくものであり、アカハラなど学内の人権問題の対応は想定されていない。そこで再発防止策の一案として、今回のアカハラ事件では、学生のみならず職員も被害者となったことから、組織に対して完全に独立した権限を有するコンプライアンス室(仮称)を機構内に立ち上げることを提唱する。この場合、リスク管理本部の下に持ってくると、アカハラ事件について「学校幹部にとってのリスク管理」として処理されかねないので、運営委員会などの下に配置し独立性をできるかぎり担保すること。一方、群馬高専の例えば同窓会事務局内にコンプライアンス窓口を置き、機構内のコンプライアンス室(仮称)とホットラインで結ぶ。そしてこの群馬高専内のコンプライアンス窓口担当者は、完全に校長の権限が及ばないことが保証されるものとすること。

なお、貴学のご回答を得た上で、あるいは得られなかったときに、記者会見で回答の有無及び内容を明らかにしてまいりたいと考えます。同時に当市民オンブズマン群馬のホームページ上でも明らかにし広く群馬県民に広報してまいる所存です。つきましては、平成28年7月15日(金)午後4時30分にあらためて貴学を訪問する予定ですので、その際に、貴殿から直接説明いただけますよう、お願い申し上げます。
                         以上
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■学校側との協議はちょうど1時間に及びました。とりあえず速報として以上の状況をお伝えします。さらに詳細については追って順次報告して参ります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

コメント (6)
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