黄砂舞い降り
フロントを白く
ねこやなぎもほころび
水仙の香り可憐
木苺もあじさいも
葉芽みせて
春の雲は薄グレーに大きく
陽の光に流れ
風強く
宍道湖に下りて
白波起こし
冬鳥波に乗る
グレー深まる夕暮れ
小雨黄砂を流し
ワイパーの音
雨の音
肌に届く
あなたに会えてよかった
疲れたあなたに会えてよかった
高齢の
過ぎし日の足跡に
あなたが疲れて眉ひそまれば
人の穏やかな存在も
ただ後悔の足跡へ
変え行く形になるだけで
それまでのほほえみも
それまでのしあわせも
春の小雨に流された
黄砂のように姿消えて
そう
高齢にそそがれた
若年の瞳の中に
優しさが
ほのかに浮かんで
手
あたたかく
そっとさわって
よく
生きてきた
年月の長き足音に
春の音
雨の音
風の音
波の音
雲グレーに宍道湖をおおって
あなたに会えてよかった
介護の若き暖かさ
疲れないで
うれしいの
しあわせなの
今夜は介護の方々の
一日の終わりに会えたから
すぐ行く道がかいま見れ
疲れたら
かたわらで休みましょう
一緒に眠り
明日までも
一緒に横たわって
憂い混じりのその瞳
静かに閉じて
春の音
風の音
雨の音
花の音
高年の日々
悔やむことなく
過ぎし日を
ほほえみで
染めていく
あなたがいるから
ほほえみのまま
染められて
今日も
肩の力
どんとおとして
くねくねと体ゆらして
緊張のこりをほぐせば
明日またほほえみの
しずかな出会いを
雲の中
風の中
雨の中
花々の香りの
空気の中に体おいて
あなたに会えてよかった
微笑むあなたに会えてよかった
介護の方々
日々のほほえみに
ありがとう
今夜は介護職の方々に会いに行った
そこでお話させていただいた
介護の一日が終わり
確かに疲れは見えていたけれども
ほほえんでいただいた
2拍子の音楽や歩きのリズムに心癒されて
いらいらや腹立ちやためいきも癒されて
ほら
大丈夫
そんなお話をさせていただいた
あなたの疲れた瞳に少しでも微笑が浮かんで
明日また行ってほしい
あなたを待つ高年の皺に覆われたその方の元に
フロントを白く
ねこやなぎもほころび
水仙の香り可憐
木苺もあじさいも
葉芽みせて
春の雲は薄グレーに大きく
陽の光に流れ
風強く
宍道湖に下りて
白波起こし
冬鳥波に乗る
グレー深まる夕暮れ
小雨黄砂を流し
ワイパーの音
雨の音
肌に届く
あなたに会えてよかった
疲れたあなたに会えてよかった
高齢の
過ぎし日の足跡に
あなたが疲れて眉ひそまれば
人の穏やかな存在も
ただ後悔の足跡へ
変え行く形になるだけで
それまでのほほえみも
それまでのしあわせも
春の小雨に流された
黄砂のように姿消えて
そう
高齢にそそがれた
若年の瞳の中に
優しさが
ほのかに浮かんで
手
あたたかく
そっとさわって
よく
生きてきた
年月の長き足音に
春の音
雨の音
風の音
波の音
雲グレーに宍道湖をおおって
あなたに会えてよかった
介護の若き暖かさ
疲れないで
うれしいの
しあわせなの
今夜は介護の方々の
一日の終わりに会えたから
すぐ行く道がかいま見れ
疲れたら
かたわらで休みましょう
一緒に眠り
明日までも
一緒に横たわって
憂い混じりのその瞳
静かに閉じて
春の音
風の音
雨の音
花の音
高年の日々
悔やむことなく
過ぎし日を
ほほえみで
染めていく
あなたがいるから
ほほえみのまま
染められて
今日も
肩の力
どんとおとして
くねくねと体ゆらして
緊張のこりをほぐせば
明日またほほえみの
しずかな出会いを
雲の中
風の中
雨の中
花々の香りの
空気の中に体おいて
あなたに会えてよかった
微笑むあなたに会えてよかった
介護の方々
日々のほほえみに
ありがとう
今夜は介護職の方々に会いに行った
そこでお話させていただいた
介護の一日が終わり
確かに疲れは見えていたけれども
ほほえんでいただいた
2拍子の音楽や歩きのリズムに心癒されて
いらいらや腹立ちやためいきも癒されて
ほら
大丈夫
そんなお話をさせていただいた
あなたの疲れた瞳に少しでも微笑が浮かんで
明日また行ってほしい
あなたを待つ高年の皺に覆われたその方の元に