日々

穏やかな日々を

子どものサイン見逃すな  教育と福祉のはざまで悲鳴

2010年11月19日 08時24分03秒 | 
子どものサイン見逃すな  教育と福祉のはざまで悲鳴  「ルポ 子どもの貧困:小学校編 保健室からのSOS」
2010年11月18日 提供:共同通信社

 夏休み直前、小学校の保健室には、1メートル四方ほどの段ボールの「家」があった。表札や郵便受け、花壇まである。

 トイレットペーパーの空箱で数カ月に1度作る"秘密基地"だ。家庭にさまざまな事情がある子どもが家を作ることで癒やされ、教室に戻る。

 「めっちゃええやん」

 男の子が家を見つけて歓声を上げた。そして突然体当たりして壊した。

 「駄目でしょ。みんなで作ったんだから」

 しかった養護教諭の河野悦子が、放課後、やり切れない表情で話した。

 「あの子も虐待を受けてるんです。うらやましかったんですよ」

 ▽大切な機会

 河野は、朝食を食べられない子にパンと牛乳を渡しながら様子を聞く。

 「昨日の夕ご飯は?」

 「お母さんがずっと寝てて、何も食べてない」

 やりとりから親の失業や病気といった生活の変化や、困窮する家庭状況が見える。保健室の朝食は子どものサインに気づく大切な機会でもある。

 保健室で元気そうな様子を見て「体調が悪いと言って来たのに」と連れ戻す教員もいる。

 「元気じゃないか、と見えても、保健室で好きにしている間は苦しさを感じていないだけ。虐待を受けたり空腹だったりするのに気づきにくい」

 河野は子どもたちの課題に気づくと、校内の会議で情報を共有する。教員の連携が欠かせないからだ。問題を学校だけで抱え込まず、福祉や医療関係者とも連携する。

 ▽人材不足

 「わたしは学校の家庭支援コーディネーターとして、関係機関と一緒に子どもを支えています」

 この夏、教員の集会で河野が話し始めた。学校と地域がネットワークを組んで支援した家族の例を紹介した。約2年半前、「子どもの貧困」に気づき、保健室で朝食を出すきっかけになった女子児童の話だ。

 保健所は母の病気の自立支援をし、社会福祉協議会はヘルパーを派遣。地域のソーシャルワーカーは通院の介助や食材配給、看護師は訪問看護を分担したという。

 「学校だけでは限界がある。家族の生活支援も含めた関係機関の連携が必要です。その人材が足りない」と訴えた。

 河野は「困っていても支援が届かない」と言う。制度があっても、「申請主義」のために、知らなければ活用されない。

 「教育と福祉のはざまでこぼれる子が保健室でSOSを出している。気づいて援助していくことが、子どもや家族の自立支援にもつながる」

 河野は保健室で接する子どもの心の悲鳴を見逃さないように気を配る。

 「貧困のために大事な子ども時代を奪ってはいけない」

 河野の信念だ。(文中仮名、小学校編終わり)

※国の家庭支援への評価 

 内閣府の2009年の調査によると、国の「家庭教育への支援」を評価する人は19%で、評価しない人が31%、取り組みを知らない人が20%を占めた。「子どもの健康への支援」を評価する人は29%、評価しない人は26%、知らない人は14%
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頸肩腕症候群・パソコン病

2010年11月19日 07時59分35秒 | 仕事
放置すれば「頸肩腕症候群」になることも パソコン病/3 あなたの処方せん/32
2010年11月18日 提供:毎日新聞社

 パソコンなどの情報端末機器(VDT)を使う作業は注意、集中して行うため、首(頸部(けいぶ))や肩、腰に力を入れた姿勢で長時間仕事を続けてしまう。そのため、筋肉が過度に緊張した状態が持続し、こりや痛みを引き起こす。放っておくと、頸肩腕(けいけんわん)症候群になることもある。

 新小岩わたなべクリニックの渡辺靖之院長(神経内科)によると、頸肩腕症候群は、VDT症候群(パソコン病)の基本となるものだ。首と肩に特に強い痛みが出て、腕から全身にかけてこりや痛みが生じる。腕や手先にしびれがあり、疲れやすく、倦怠感(けんたいかん)も伴うという。

 瞬発力が低下するため、握力と背筋力の低下が目立つ。男性は握力が35キロ以下(標準値40~45キロ)、背筋力が90キロ以下(同110~130キロ)になったら要注意だ。女性も握力が20キロ以下(同25~30キロ)、背筋力が40キロ以下(同70~80キロ)になったら、男性と同様に気を付けないといけない。

 こりや痛みのある場所をマッサージしたり、湿布を張っても、一時的な効果しかなく、回復するまで、とにかく休むしかない。血行をよくするための軽いストレッチはいいが、激しい運動は逆効果になることがある。

 通常の精神的、肉体的な疲労とは違う神経疲労のため、なかなか気づきにくいのも問題として指摘されている。

 渡辺院長は「神経を休めることが大事。重症化するとなかなか治らないので、疲れをためず、1週間単位で解消することを心がけるといい。休みの日にゴロゴロするとか、睡眠時間を30分~1時間長くするだけでも大分違うので、ぜひ実践してみてほしい」と話す。



67婆の体験
ストレッチがよくききますよ
しょうが湯の温湿布もいいです。
でも、よくなったからいって
さらに頑張らないで休養も
短時間のガーディニングなどの休養もいいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

余裕ないのに入院なんて 重くのしかかる医療費 

2010年11月19日 02時18分10秒 | 

余裕ないのに入院なんて 重くのしかかる医療費 「ルポ 子どもの貧困:小学校編 保健室からのSOS」
2010年11月17日 提供:共同通信社

 「もう経済的に無理だと思ったのは一昨年末にわたしが入院したとき」

 母の伸子(39)は妊娠7カ月で風邪をこじらせ肺炎になった。大輝(10)は当時2年生だった。

 「余裕がないのに、入院なんかしてどうする」

 父の茂(49)は困り果てた。入院費は約2週間で12万~13万円。家計に重くのしかかった。

 ▽持病

 「それまでにも次男が食中毒で入院して10万円、わたしが肺炎で12万円かかった」と伸子。一家にとって医療費は、家計を圧迫する一番の悩みだった。

 伸子は小さいころからぜんそくで、子どもたちもぜんそくやアトピーの持病があり、体が弱かった。親子で入院に通院にと治療費が掛かった。

 伸子は昨年春、無事三男を出産したが、出産費用も含め家計は出費だけがかさみ、消費者金融への借金が膨らんだ。

 子どもの学校に支払う金にも困るようになる。

 「学校で要る物があるとか、子どもはいろいろ言う。そのたびにちょっと待って、と言うしかなかった」

 学校も一家の"異変"に気づいた。給食費などの納付金を滞納するようになったからだ。事情を知った大輝の担任が相談に乗り、就学援助を申請、何とか4月からの支給が決まった。

 それでも家計は改善されず、再度、生活保護を申請することにした。以前、夫婦だけで市役所の相談に出掛けたときは駄目だったが、法律家の力も借りた。

 「借金を整理しなければならず、秋にわたしが自己破産を申請した」

 茂の方は生活保護の話が持ち上がる前に自己破産していた。

 ▽キャッチボール

 生活保護の受給は今年2月から始まった。

 「生活保護で医療扶助を受けられるようになって、病院代の負担がなくなったのが一番助かる。すぐ病院に行ける。前は本当に大変だった。子どもを早めに医者に連れて行ければ、こじらせないですんだかもしれない」

 伸子は医療扶助が何よりうれしかった。

 「以前に高熱が出たときは『インフルエンザかもしれないから病院に行って』と伝えたけど、行けなかったようです」

 養護教諭の河野悦子が振り返った。

 ようやく家の中は落ち着いた。茂と子どもたちは野球が好きだ。時々、親子でキャッチボールをする。

 「安売りの店で2千~3千円のグローブを見つけて。喜びました。余裕ができたらバットを買ってやりたいんです」

 子ども思いの茂は、ハローワークに通う。

 「生活保護は早めにやめたい」と伸子は言うが、茂の仕事探しは簡単ではない。(文中仮名)

※子どもの医療費補助 

 都道府県により医療費の補助制度があり、対象年齢や所得制限の有無で差がある。厚生労働省の昨年4月のまとめでは東京都は中学卒業まで入院・通院を補助、群馬、神奈川、愛知の3県は入院を補助する。群馬は昨年10月に通院補助も始めた。


なんとか貧困からの脱出ができて良かったね。
仕事が見つかるように祈っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時間はあっというまに・・・・

2010年11月19日 01時58分43秒 | お茶

山陰総支部四十周年記念祝賀茶会
平成二十二年十一月十四日
於 サンラポーむらくも

に参加する。

ただ日本の文化にふれたい
お茶が好き
薄茶より煎茶が好き
ただそれだけで
ご近所に先生がおられることがわかり
親友が遠路はるばるそこに通っていることがわかり
「あら、わたしもならいたい」と
通う事になった。
その数か月もたたないうちに
上記の茶会があるとのことで
先生から出席可とのことで
初体験をさせてもらう。

案外「一日の着物姿」でおれることが苦痛ではなく
ぞうりの足は痛かったけど
なんとか切り抜けて
お客作法もなんとか先輩のまねをして
切り抜けて
非日常の一日がこの松江で出来たことは
ラッキーであった

小笠原流は「わびさび」ではなく
「ふれあいとなごみ」の時間であることもわかって
これは「良きものとの出会いぞ」
67婆は喜んだ。

薄茶のまぜる動作が嫌いな私
なんか気ぜわしく手を動かさねばならないようで
気にくわないく
改まってじっくりとの心持になれないから
煎茶の必ず湯の温度と時間の必要な入れ方とは雲泥の差なんて素人が思うのだけれど
まあ、なんでも、好き好き
いいじゃん
と生意気に思っている。

一煎のお茶を味わうだけでなく、お互いの心の温もりを認め合う楽しさ―――――が小笠原煎茶道にあって
私にはうってつけなのであって
いいのであって
至福の時になっている。

先生のうちに行くと
お仕事ご苦労さまっていただける夕食が待っている。
マクロの食事
これも初体験
おいしい以外に言葉なし。

いろいろとお話をすることもまた楽し
今夜はお芝居の話になった。

昔昔見た
美空ひばりさん坂本九さん
仲代達也さん市原悦子さん
杉村春子さん北村なんとかさん
歌舞伎や宝塚劇団のお話にまで広がって
まあ、時間はあっというまに・・・・・・・


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さえざえとした月はいとかなし

2010年11月19日 00時32分01秒 | 

さえざえとした月が輝いています。


今夜の月は泣いているような顔をしている。
やや下向きで
横を向いて
夢二の女のような顔。。。。。。。

うれいを含んで
悲しみをこらえて
涙を浮かべる

日本の女は耐え忍んで生きてきた。

家族のために身売りをし
ひたすら自由になる日を夢に見て
今夜の月の輝きを
涙こらえて
見ただろうか

しわせとはなに?
と思いながら
生きてきたのだろうか

待てど暮らせど来ぬ人を
宵待ち草・・・・・・・・・は♪
と歌いながら

切なくもいとおしくも
いとかわいらしくも
しら菊のように

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン