まめネット 島根発医療システム、ベトナムへ 今年末、稼働
毎日新聞社 2013年10月9日(水) 配信
県内各地の医療機関をつなぐネットワークシステム「まめネット」がベトナムに輸出される。開発した松江市の「テクノプロジェクト」が8日、ベトナム・ホーチミン市の医療系ソフトウエア開発会社「リンクス」と契約を締結した。今年末にも島根発のシステムが現地で動き出す。
まめネットは「NPO法人しまね医療情報ネットワーク協会」(出雲市)が運営する。県内の病院や診療所をネットワーク化し、患者の電子カルテの共有などを進めている。テクノ社と同法人が共同開発したメードイン島根のシステムだ。
輸出先はベトナム北部のビン市。中核病院と25診療所、医療行政を担う保健局を結び、リンクスが開発した現地向けの電子カルテシステムと結んで効率化を目指す。テクノ社によると、医療情報は県内の同社データセンターで管理。利用料収入で今後5年間に約1億円の売り上げを見込む。
リンクスのティエン・ブー・マンCEOは「日本とベトナムの国交正常化40周年の記念の年に導入できて幸せだ」。テクノ社の吉岡宏社長も「まめネットがグローバルスタンダードになればすばらしい」と意気込んだ。【曽根田和久】
毎日新聞社 2013年10月9日(水) 配信
県内各地の医療機関をつなぐネットワークシステム「まめネット」がベトナムに輸出される。開発した松江市の「テクノプロジェクト」が8日、ベトナム・ホーチミン市の医療系ソフトウエア開発会社「リンクス」と契約を締結した。今年末にも島根発のシステムが現地で動き出す。
まめネットは「NPO法人しまね医療情報ネットワーク協会」(出雲市)が運営する。県内の病院や診療所をネットワーク化し、患者の電子カルテの共有などを進めている。テクノ社と同法人が共同開発したメードイン島根のシステムだ。
輸出先はベトナム北部のビン市。中核病院と25診療所、医療行政を担う保健局を結び、リンクスが開発した現地向けの電子カルテシステムと結んで効率化を目指す。テクノ社によると、医療情報は県内の同社データセンターで管理。利用料収入で今後5年間に約1億円の売り上げを見込む。
リンクスのティエン・ブー・マンCEOは「日本とベトナムの国交正常化40周年の記念の年に導入できて幸せだ」。テクノ社の吉岡宏社長も「まめネットがグローバルスタンダードになればすばらしい」と意気込んだ。【曽根田和久】