日々

穏やかな日々を

やなせたかしさん 視力衰え見えない中で描いた作品〈週刊朝日〉

2013年10月24日 14時34分39秒 | 
やなせたかしさん 視力衰え見えない中で描いた作品〈週刊朝日〉
dot. 10月23日(水)7時10分配信

 絵本やアニメで人気の「アンパンマン」の作者やなせたかしさんが10月13日に心不全で亡くなった。10年近くもがんと闘いながら、生涯現役を貫いた94歳の大往生だった。

「俺、もうじき死ぬよ」が、ここ数年のあいさつ代わり。初対面の人だろうがおかまいなしに、やなせさんは明るく言ってのけたというから、相手はさぞびっくりしたことだろう。

「アンパンマン」の発行元、フレーベル館のアンパンマン室室長・天野誠さんが振り返る。

「満身創痍なのに、病を語るときもどこか楽しんでいるような人でした」

 35年以上やなせさんの仕事を見つめてきた天野さんによると、独特のブラックジョークも、人を楽しませたいサービス精神の表れ。

「『死ぬぞ死ぬぞ』なんて言いながら、次々やりたいことは尽きない。ハンカチやバンダナのデザインが浮かぶと、すぐにサンプルを作るように頼まれました」

 できあがったハンカチやバンダナは、「これを売って復興の助けに」と東日本大震災の被災地に贈られた。がんに侵され、手術も十数回受けて、一時は引退を考えたやなせさんだが、2011年の東日本大震災の後、「死ぬまで現役でいる」と引退を撤回した。被災地の子どもたちがラジオから流れる「アンパンマンのマーチ」を歌っていたことに逆に勇気づけられたそうだ。

 しかし、本当は視力が衰え、作品を作るのは困難な状態だった。毎週行われる「アンパンマン」のアニメの試写会も、もう自分の目では見られなくなっていた。

「目はつらいなあ」と、さすがのやなせさんもこぼしていたというが、それでも絵筆は持ち続けた。

「なんで見えないのに描けるんですか」と天野さんが尋ねると、ある程度は勘で描いてるんだよ」と答えたという。11月に発売される最新刊『アンパンマンとリンゴぼうや』もそうして描かれた作品だ。




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かわいそうにかわいそうに(涙) 2歳長男虐待死 最後の家庭訪問時には笑顔だった…関係者ら沈痛

2013年10月24日 13時58分45秒 | 

2013.10.24 11:57
2歳長男虐待死 最後の家庭訪問時には笑顔だった…関係者ら沈痛
 
和歌山市内の自宅で今年7月、長男=当時(2)=が父親から暴行を受け死亡した事件。

和歌山県子ども・女性・障害者センターによると平成23年、長男の原星涼(せり)ちゃんは右足骨折などの大けがで2度、医療機関に搬送された。

 虐待を疑わせる通告を受けた同センターは、星涼ちゃんを乳児所で保護。今年7月に家庭復帰が可能と判断されてまもなくの事件に、関係者は沈痛な表情を浮かべた。

 同センターによると、傷害致死容疑で逮捕された原和輝容疑者(26)と妻はほぼ毎週面会に訪れ、親子関係も順調だったという。

 今年6月に両親の希望で長期の外泊を開始。親族の協力が得られていることなどを理由に、7月8日に措置入所を解除した。ただしその後に予定していた家庭訪問は、両親と都合がつかないまま24日に星涼ちゃんの死亡の連絡を受けたという。

 センターの指導に従順な姿勢を見せていた原容疑者だが、2年前の大けがについて「原因は分からない」と主張。同センターも虐待という認識はあったものの定期的な面会などを考慮し、けがの原因が判明しないまま自宅に戻した。

 最後の家庭訪問時には笑顔を見せていたという星涼ちゃん。巽清隆所長は「今後検証を行い、再発防止に努めたい」としている
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アルツハイマー病 原因物質、除去の仕組み解明 「根本的治療のきっかけに」 熊大研究チーム

2013年10月24日 11時21分59秒 | 仕事
アルツハイマー病 原因物質、除去の仕組み解明 「根本的治療のきっかけに」 熊大研究チーム
毎日新聞社 2013年10月18日(金) 配信
アルツハイマー病:原因物質、除去の仕組み解明 「根本的治療のきっかけに」--熊大研究チーム /熊本



 熊本大大学院生命科学研究部の伊藤慎悟助教(分子薬剤学)と大槻純男教授(分子生物学)らの研究チームが、アルツハイマー病の原因物質が脳から取り除かれる仕組みをマウスを使って解明した。アルツハイマー病の治療薬開発を目指して研究する伊藤助教らは「根本的な治療法を考えるきっかけになれば」と期待している。【取違剛】

 アルツハイマー病は認知症の最大の原因で、原因物質のアミロイドベータ(Aβ)が脳内に蓄積することで発症する。たまったAβを脳から取り除くことが症状の改善につながるが、その仕組みは分かっていなかった。

 今回の研究では、マウスの脳の血管から取り出した細胞を使ってAβを消失させる実験を繰り返した。約3年間かけて幾通りも条件を変えながら観察を重ね、脳内にあるインスリン分解酵素(IDE)という物質がAβを破壊したり、脳の外へ排出する働きをしていることを突き止めた。大槻教授は「どの物質が排出に関わっているのか、ずっと見つけられなかった。まさかIDEだったとは予想外だった」と話す。

 現在、アルツハイマー病の治療薬は症状の進行を遅らせる「アリセプト」と「メマリー」しかなく、根本的な治療方法はない。大槻教授は「今後はIDEを活性化させる化合物を見つけたい。十分な効果が得られて、人が飲んでも大丈夫な薬ができるにはまだ長い年月が必要だが、今回の成果をきっかけに一歩一歩前に進みたい」と話す。

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患者紹介ビジネス禁止へ 高齢者施設20カ所で確認 厚労省令を改正

2013年10月24日 10時52分17秒 | 仕事
患者紹介ビジネス禁止へ 高齢者施設20カ所で確認 厚労省令を改正
共同通信社 2013年10月23日(水) 配信


 厚生労働省は23日、中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)の総会を開き、民間業者が患者を医師に紹介して仲介代金を取る「患者紹介ビジネス」を禁止する案を示した。省令を改正し、2014年度から医療機関の紹介料支払いを禁ずる方針だ。

 紹介ビジネスは、業者が有料老人ホームなど高齢者施設の患者を医師にあっせんする手法。施設を訪問診療した医師が診療報酬から業者へ紹介料を支払ったり、紹介料の一部が施設側に渡ったりするケースもあるという。厚労省は、全国で少なくとも20施設がかかわっていたとの調査結果を公表した。

 現行制度では紹介ビジネスは違法ではないが、患者が自由に医療機関を選べず、不要な診療が行われる恐れがあることから、不適切だと厚労省は判断した。14年度の診療報酬改定で、医師には訪問診療の時間や病状を記録して、患者や家族に説明するよう求める考えだ。

 訪問診療は外来などに比べ診療報酬が高いため、仲介がビジネス化したとみられる。

 調査結果は、都道府県などからの報告を基にまとめた。患者の紹介が確認された20施設は、認知症グループホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)など。紹介を受けた診療所は医科で5カ所、歯科で7カ所、仲介業者は3社だった。

 併設する診療所の訪問診療を月2回受けることが入居の条件となっていたサ高住があったほか、医療機関が診療報酬の10~15%を紹介料として業者に支払っていた例もみられた。入居者33人のうち31人が訪問診療を受けていた、低料金で入居できる軽費老人ホームもあった。

※高齢者施設の内訳

 厚生労働省が23日まとめた「患者紹介ビジネス」の全国調査で、患者の紹介が確認された高齢者施設の内訳は次の通り。

 有料老人ホーム9カ所、認知症グループホーム4カ所、サービス付き高齢者向け住宅3カ所、軽費老人ホーム1カ所、特別養護老人ホーム1カ所、不明2カ所。

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