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中南米の熱帯地域が原産の「大王ウラボシ」という名のシダだと思うのだが・・・・。
まったくの偶然によって我が家にやってきたもので、買ったわけではありません。
何年か前に偶然芽生えた実生のシダに興味を持ち、どんなシダになるかと育ててみたのだが・・・・。
これもまた全くの偶然ではあるが、「大王ウラボシ」だということが判明した。
そう、2度も偶然が重なったのです。
それにしても・・・・。
日本では売られていないこの「大王ウラボシ」が、なぜ我が家にやってきたのか。
いくつかの偶然が重なって「胞子」が我が家まで飛んできて、たまたまこの鉢に落ちた。
そして、その胞子が芽を出した。
それを見た私が何となく興味を持って育ててみた。
それがここまで大きくなった。
今の大きさ(高さ)は、鉢を含めると「95センチ」あります。
原産地では「1.5メートル」くらいにまでなるらしい。
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これが根元の様子です。
白く毛羽立っているのは「匍匐茎」です。
「トキワシノブ」や「ノキシノブ」の匍匐茎を太くした感じです。
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今年伸びた葉の裏側で、「胞子嚢」ができています。
ということは・・・・。
この胞子たちはやがて何処かに飛んで行きます。
すでに飛んでいるかも。
となると・・・・。
あちこちで「大王ウラボシ」が増殖する?。
耐寒性はなさそうなので、屋外では冬を越せない?。
そうあって欲しいものである。
意図的に外来植物を自然界に広めるのはいけないことだが、このような場合はどうなるのであろうか。
難しい問題である。
追加の画像です。
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マイクロSDカードからの画像の読み込みがうまくゆかないことがあり、後になって見つかることもある。
これがその画像で、匍匐茎の先端部分です。
トキワシノブの匍匐茎よりはるかに太いです。
この部分から新しい葉が伸びるが、少しずつ茎が太くなっている。
原産地では多きな木の幹などに着生しているとのことで、これもコルク樹皮に着生を始めています。