ハワイでの就労

　ハワイ大学を卒業し、労働ビザを申請し待機中の姪っ子が、ひとまず帰国した。
　ハワイも含め、米国で働くには、永住権か労働ビザが必要となる。まず「DVプログラム」と呼ばれる抽選への申込み。毎年一回、抽選の時期が定められていて、締切までに必要な書類をそろえて申し込み、運が良いと当選となる。

　住むことをを目的にしたビザの取得に関しては大きく分けて、学生ビザと労働ビザがある。まず学生ビザは、就学を目的にしているので、決められた単位数のクラスを毎学期取り続ける必要がある。もちろん勉強するために滞在を許可してもらっているのであって、労働は認められない。
　例外として学校内でのバイトや、専攻科目に関連した業種のインターンといった形で働くことが出来るが、あくまでも小遣い稼ぎ程度でいろいろ制限がある。

　移民法は、年々厳しくなっており、特に9.11テロ以降その規制が強化されている。　ビザの種類もさることながら、「取得可能かどうか」をしっかり見極める必要がありそうだ。
　労働ビザというのは、自分の労働許可証であると同時に、「米国政府が国民の雇用を犠牲にして外国人である自分の能力に投資してくれた証明書」でもある。要するに、アメリカ経済にとって「おいしい人材」でないと取得は難しいようだ。

　よく企業リサーチし、人材募集している会社の中から、ビザサポートしている所を探さなければならない。「地元ハワイの人材以上に魅力があって、ビザのサポートをしてでも雇いたい」と思わせるほどの、当方の有望性アピールが不可欠となる。