てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

三者三様

2006-07-27 21:21:19 | 農事
 日が陰るのを見計らって、かみさんは土用干しで水の引いた田の草取りに、私は管理するわがアパート界隈の草取りに精を出した。
 微風がある分、昨日の生垣の伐採よりは楽だった。

 私はかみさんと対照的でとことんやらねば気がすまない性質だ。若い時は加減ということを知らず、大抵のことは一気加勢にやっていたものだ。
 ところが最近は、すぐ息が乱れて、根気が続かない。一息つきながらぼつぼつと、マイペースでやるようにしている。

 隣の畑では、手入れをするスギモトのおじさんを気遣って娘さんが来られ、口調こそきついが優しく声をかけるのが聞こえてくる。
「あれほど言うとんのに(言っているのに)、これ(ミネラルウオーター)を忘れとるじゃろ~。無理せずに、はようしもうて帰られ~よ(早く終えて家に帰りなさい)」
 おじさんはこの冬、脳梗塞で倒れた経緯がある。くだんのミネラルウオーターを一口飲んで、早々に引き上げた。

 そこへ田草取りを中断したかみさんに、「どうせ一遍には済まんから、何回かに分けてやろうよ!」と促され、後ろ髪引かれる思いで今日の仕事を切り上げた。

コメント (4)
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