てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

水見半作

2006-07-08 18:37:46 | 農事
 梅雨空が水田を潤して、稲は順調に生育し、青々とした絨毯を広げている。
 目下、田の水を見回るのが日課となっている。「水見半作」といわれるくらい、水の管理は稲作の半分を占めるほどの大切な作業となる。
 土用干し(中干し)の期間をのぞき、特に穂が成長して実をつける7月中旬から8月下旬にかけて一番多くの水を必要とする。

 もともと当地は農村地帯で、田に農業用水を供給する用水路が張り巡らされている。用水の上流には樋門を設けてあり、この樋門を午前6時に上げ、午後2時には下ろして水位を調節している。現在では町内の20軒足らずの農家が2ローテーション×2日間、交代であたっている。

 しかし、最近では市街化により農地も少なくなった上、後継者不足で農業を廃業するなどが目立っている。そのために「樋の当番」が頻繁に回ってくることになる。今シーズン(6月24日~9月末)は3ローテーションありそうだ。

   
   用水の上流にある樋門
   
   満々と水を湛える用水と水田
コメント (3)
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