てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

観蓮節

2006-07-16 08:14:26 | 暮らしと生活
 後楽園観蓮節(7月17日付山陽新聞)

 「沢水の すめる心に はちすばの 露おきそふる色ぞ すずしき」池田綱政

 早朝、後楽園の夏の風物詩「観蓮節」をのぞき、夜明けとともに開く蓮の花を観賞した。前回1994年(平成6年)以来、2度目の訪問だった。
 観蓮節は岡山市出身の植物学者・大賀一郎博士から古代蓮の大賀蓮を譲り受けたのを機に、1956年(昭和31年)から開催している。

 園内の延養亭では、尺八や琴の演奏とお茶席。園中央の井田では、世界最古といわれる「大賀蓮」が、また花葉の池では純白の「大名蓮(別名一天四海)」が次々に開花した。園内には他に「毎葉蓮」、「漁山紅蓮」の4種類がある。
 夜明けとともに、蓮の花が少しづつゆっくりと開く神秘的で感動の時間は、観蓮節ならではだった。残念ながら『ポンっ』と音をたてて開く様は確認できなかったが。

 12年前の7月20日。この日は向井千秋さんの乗り組んだスペースシャトル「コロンビア号」を観測するために早起きした。
 午前4時15分ごろ、西の空低く輝く白い点となって現れ、ゆっくりと東の空へ移動した。その間は約3分、見事にコロンビア号の軌跡を捉えることが出来た。この早起きついでに観蓮節にでかけた次第。
 一昔前の熱いひと夏の思い出が、つい昨日のことのように思い出された。

   -生憎、短焦点距離レンズのため、迫力が今一歩です-
   
   大名蓮(別名一天四海)
   
   大賀蓮 
   
   熱心なカメラウーマン 
   
   大名蓮を愛でながらいただいた点心弁当
   
   

コメント (2)
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