
器量こそ悪いが味は天下一品のシロウリ
我が家の庭の片隅に家庭菜園を開墾して2年目、欲どしくもミニトマト、ゴーヤ、ナス、桃太郎トマト、スイカ、メロン、キューリ、シロウリ、オクラ、カボチャなどを所狭しと植えた。
結果はお互いが栄養を取り合ってしまい、花は咲けども実にならなかったり、生っても数が少なかったり形が小さく変形したりと、虻蜂取らずで多くの課題と教訓を残した。
しかし、桃太郎トマトとシロウリだけは例外で、今シーズン、いやこれまで食した中で最も美味しいものに出会えた。何よりも風味に本来のコクがあり、シロウリやキューリなどポリポリと独特の歯ごたえが堪らない。
狭いながらも家庭菜園の利点は、料理途中にわざわざ畑まで足を運ばずとも、庭先から薬味にネギを取って来たり、キューリを捥いでなますにしたりと重宝している。
今日日大抵のものは、スーパーに行けば年中安い値段で手に入るが、丹精して育てた野菜や果物だけに、何物にも代え難い。