折角引出物、内祝い、お返しなどで頂きながら、実用に供せず出番の無いままバザーの商品に化けることがままある。
その点、カタログギフトは多種多用の中からチョイス出来るので、先方の好意を無にすることもなく貰って嬉しい。
ところが家庭には物が溢れており、意外にも「これこそ欲しかった」という一品に中々行き当たらない。
今回もカタログが届いて1週間にもなるのに、未だに決めかねていた。今日も散々見返しながらも、決まらぬままカタログを閉じかけて巻頭の1品が目に留まった。
フランスの高級食器・陶器メーカー、クリストフルのペア箸である。写真で見る限り、色はユニアイボリーで、アクセントに銀のヘッドに「Christofle」の文字が刻印された格調高い”卓上の芸術品”である。
食器には結構こだわるが、たかが箸ごときに自前でこれほどのお金はかけれられない。しかし、よくよく考えれば箸ほど使用頻度の高い日用品も珍しい。使う度に贈ってくださった方に思いを馳せ、何よりの記念になると思い至った。これこそ格好の品であるということで即決した。