てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

ストレッサーの極み

2010-08-05 16:20:00 | ノンジャンル
 今朝、従姉妹のY子が乳がんのため急逝した。享年63歳。あまりにも早い別れであるが、病魔には勝てなかった。昨春、母の葬儀に参列してくれた折には、既にかなり進行していたようで全く生気がなく、その病状を気遣ったものだ。

 先月15日には近所の奥さんが、やはり乳がんが元で亡くなった。こちらは更に若く享年60歳。本人や家族には誠に気の毒なことだが、周りにも大きなショックを与えた。

 現在日本では、25人から30人に一人は罹る乳がんは、ごく早期に発見されれば95%が治癒するといわれている。ただ、乳がんに限らず、がんで死ぬのはほとんど転移がある場合。 そして乳がんが怖いのは、仮に検診で乳がんを見つけたとしても、その時点で転移しているかそうでないかは既に決まっているということである。

 現代社会は、ストレス社会といわれている。「ストレスのない者は、死者だけだ」といわれるくらい、生きている間はストレスから逃れることは出来ない。
 アメリカの社会生理学者ホームズとレイが、生活上のあらゆる出来事がストレス源になることに着目し、日常生活において、どのようなものが人々の心理的ストレス刺激(ストレッサー)になるのかを調べ、43項目のライフイベントからなる社会的再適応評定尺度を作成している。これによるとストレス度は、「配偶者の死…100点」が最も高く、5番目に「親族の死…63点」と続く。

 このところの炎天下での農作業でかなり溜まったストレスに、追い討ちをかけるような訃報に接し、ストレス症状が心とか身体に表れなければと懸念する。
 あわせて家族・親族の心中を察するに余りある。Y子のご冥福を祈りたい。
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