温泉クンの旅日記

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寒川神社と素ラーメン(1)

2024-12-22 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <寒川神社と素ラーメン(1)>

 太鼓状の石橋と、檜造りの、明神鳥居と呼ばれる大きな「三の鳥居」・・・年間約200万人に及ぶ参拝者が訪れるという、相模國一之宮「寒川神社」である。

 

 御影石造りの太鼓橋は「神池橋」で神様がお渡りになる橋といわれている。橋の下の水の流れも、右手にある神池も、思い切り濁っていた。

 

 今日は東海道線の茅ヶ崎で、相模線に乗換え、寒川駅で降りた。

 

 ホームから改札口に向かう階段に「寒川神社の最寄り駅は『宮山駅』です」としつこい程あったが、あえて完全無視して寒川駅を起点として歩くことにしたのだ。
 ちなみに寒川神社までの距離は、寒川駅から約1.5キロで徒歩20分くらい、次駅の宮山駅からは約600メートル、徒歩7、8分だ。寒川神社参拝が目的であるなら、宮山駅の利用をお薦めする。

 

「三の鳥居」をくぐり、ゆるやかに曲がる参道を歩む。途中、何組もの着飾った親子連れとすれ違う。
(遅めの七五三・・・なのかな)
 一般的には11月15日に行われるが参拝者が多いため、10月から12月までの吉日を選ぶことが多い。

 

 参道の前方に重層の「神門」が見えてきた。今日は参拝客がかなりいるようだ。神門には正月から2月の節分まで、神話にちなんだ<迎春ねぶた>が飾られる。
 神門の手前、左手に「手水舎」があった。詰めかけている参拝客だが、やっぱり七五三のお参りのようである。

 

 神門前の両側に、驚くほどデカイ狛犬をみつけてしまう。神門に向かって右側に口を開けた「阿(あ)形」の狛犬。

 

 左側に口を閉じた「吽(うん)形」の狛犬。対になって「阿吽(あうん)」だ。

 

 神門を抜け社殿へ。現在の祭神は、寒川比古命 (さむかわひこのみこと)と寒川比女命 (さむかわひめのみこと)の2柱で、寒川大明神と総称される。

 

 寒川神社の神奈川県内の初詣来場者数ランキングは4位だそうで、正月三が日だけでも約50万人が初詣に訪れるという。著名人の参拝が多くことで知られ、高倉健は映画やドラマの撮影の合間に度々参拝に訪れていたとのことだ。

 

 寒川神社の創建だが、正確にはわからず不詳であるが少なくても1600年以上あるといわれ、全国唯一の<八方除の守護神>として知られている。主なご利益には、厄除け、開運、家内安全、商売繁盛、交通安全、 健康祈願だそうだ。
「八方除」とは、地相や家相、方位、日柄などによる悪事災難を取り除き、福徳開運を招く御神徳だそうである。

 

 社殿の右前にある「渾天儀(こんてんぎ)」は八方除で知られる寒川神社のシンボルで、天の四方の方角を司る霊獣である青龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)、玄武(北)が描かれている。必見だ。

「さあて、なんかけっこう時間を食ってしまったが、そろそろ本命の素ラーメンでも食いにいくか!」
  腕時計を確認して、思わず呟いてしまう。


   ― 続く ―


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