夢華蕎麦（ゆめはなそば）

　　　　　　　　閉店

福島市郊外、国道１１５号沿いの看板を見て行ってみた。
車のすれ違いもままならぬ細い山道を進む。
こんな山奥にどんなおそば屋さんかとワクワク。






やっとたどり着いた駐車場には車がいっぱい。
知らないのは私だけだったのか・・・
部屋は満席のため玄関脇のテーブルに着く。






何気なく開いたメニューに目が点。
１５００円以上の数字が並ぶ。
鴨汁そばが１８９０円、納豆おろしそばが１４７０円。

次のページを見ると
お蕎麦とお料理がセットになっている予約メニューが並ぶ。
２０４０円、２４８０円、２９４０円等々。
５２５０円のコースもある。

オイオイ、普通の蕎麦はないの・・・
あった、吟醸そば９８０円。
もちろん、これをオーダーする。
天ぷら付きそばが１７００円。。。

「吟醸そば」９８０円也を注文。
「今、蕎麦を打っているので３０分くらいかかりますが・・・」
３０分くらいこの美しい景色を見てればすぐだ。
待つ事にする。









間もなく座敷の席があいたので中に案内される。
網戸越しに山の緑と山ツツジが見られる。
きれいな板の間の和室。








待ってる間に「お手前そばがき」なる物を注文してみた。
これはその名の如く、客が自分でそばがきを作るのである。

お盆にそば粉の入った器・ソバつゆ・熱湯の入った南部鉄瓶が運ばれてくる。
店員さんがそば粉にお湯を注ぐ。
それを竹のヘラで思いっきりグルグルかき混ぜるのである。
間もなく軟らかなそばがきが完成。
とっても美味しいがこれだけで５５０円は高い。








運ばれてきたお蕎麦は細打ちの白っぽい麺だ。
薬味はネギ・ワサビ・大根おろし。
コシがあってとても美味しい蕎麦だ。
ソバつゆもそば湯も満足。

そして何より、
テキパキ働く、笑顔で気持ちのいい従業員の女性がいい。
注文をとり、運んで片づけて、レジまでこなして忙しいだろうに笑顔。

自家栽培の蕎麦と吾妻山麓のわき水で打つこだわりのそばだという。
美味しいからこんな山の中まで訪れる人がいるのだろう。
また行ってみたいお店である。



福島市山田字中森２－１
℡　０２４５－５３９－５６０６
１１：００～１７：００
水曜定休