上毛無岱 ~ 下毛無岱 ~ 酸ヶ湯温泉
大岳ヒュッテでお弁当を食べてしばし休憩。
後は上毛無岱・下毛無岱を通って酸ヶ湯温泉に下りる。
毛無岱は広い湿原である。
花の終わったチングルマとワタスゲが一面に咲いている。
前夜の雨で濡れた木道はすっかり乾き安心して歩ける。
濡れた木道ほど怖いものはない。
上毛無岱
上毛無岱から長い木の階段を下りて下毛無岱へ。
この階段は滑り落ちたら一方もない。
手すりが無いので慎重に下りる。
下毛無岱には池溏が点在する。
秋に見た下毛無岱
池溏の近くにはワタスゲ
間もなく満開になるキンコウカで黄色っぽい湿原。
湿原の道も終わり樹林帯へ突入。
眼下に酸ヶ湯温泉の建物が見えてくる。
クマザサの間の急な坂をひたすら下りる。
14時45分、無事下山。
6時間30分の歩きであった。
酸ヶ湯温泉旅館の広場の水場。
登山靴の汚れを落とす場所でもある。
タワシやブラシが置いてあり助かる。
さぁ、酸ヶ湯の白いお湯に浸かろう!!!
私は秋田駒ケ岳を下山して硫黄の香りがしてくると、国見温泉が近い!と疲れた体が元気になります。
秋の草紅葉はとってもきれいですよね。
車の音や(普段は「騒音」なんですけどね)温泉の建物を見ると安心します。
「ああ、人の住むところまで戻って来たんだ」って・・・
八甲田だと硫黄の臭いを嗅いだ時、「酸ヶ湯も近いぞ」って思うし、
後生掛から焼山に登って反対側に下りた時、
同じ状況で「玉川も近いぞ」って思います。
八甲田を歩いたのは、いずれも夏の終りから秋にかけて。
ワタスゲで一杯の毛無岱も見てみたいです。