幕川温泉

土湯峠のすぐ下にある細い道を下りていく。
ずい分走るが、その先に見えてくるのが幕川温泉。
水戸屋屋旅館と吉倉旅館が隣り合わせに建っている他は何も無い山の中の温泉。

吉倉旅館の露天は岩風呂である。
その日は霧がたちこめて景色は見えなかった。
露天の下は谷になっていてその向こうに山が見えるだろうと想像した。
青みがかった白いお湯は熱くて、熱い湯が苦手の友人は入れないというので、ホースでお水を大量に投入した。

日帰り客に親切な旅館であった。
感じよかった。


後日、訪れたのが手前にある水戸屋旅館。
ここの名物はひょうたん型をした二階の露天風呂に行く。
男女別の脱衣室があるので助かる。
幸い誰も入っていないので超ラッキー！！！
ここのお湯も乳白色で少し灰色がかっている、湯加減もちょうどいい。
目の前には山の緑がまぶしい。
紅葉の時にきたら最高だと思う。

一階にある男女別の岩風呂の露天にも行く。
ここは内湯から行く露天であるが大したことはない。
何だか、ジメッとした感じ。

なんでも２年ほど前にもう一箇所、混浴の岩露天が出来たと聞く。


どちらの旅館も日本秘湯を守る会のお宿である。
どちらも感じがいい。

温泉から山道を３０分くらい歩くと幕滝がある。
大きな滝である。
虹がかかってとってもきれいだった。
鉄製の滝見台もあって、入浴前の散策に最適である。
スニーカーをお忘れなく。