

下呂温泉街の共同浴場である。
モダンな建物はとても「共同浴場」に思えない。
玄関先では多くの観光客が足湯を楽しんでいる。
入湯券は券売機で購入、300円。

不思議な造りで、玄関から階段を上がり脱衣室へ行く。
そこからまた別の階段を下りて浴室へと向かうのだ。



浴槽は木で出来ていて広い。
20人は入れそうだ。
その浴槽は作り替えたばかりのように新しくてとてもきれいだ。
地元のおばちゃんが3,4人洗い場にいた。
熱めで無色透明の軟らかいお湯である。
とてもなめらかな肌触り、
さすがに天下の名泉だなぁ~~

脱衣室にある温泉表示。
共同浴場なのに「放流一部循環」とある。
「高温のため加水」、これは仕方ないか。。。
「塩素投入」これはビックリ!!!匂いは感じなかった。
「新湯注入量 毎分20.5リットル」等と細かく表示。
後で聞いたのだが、下呂温泉は源泉枯渇を防ぎ守るために
日本で最初に湯の集中管理をしたとの事。
14箇所の源泉池から毎分2300リットルの源泉が大きなタンクに集められ、
混合泉として各旅館に配られているという。
だからどこのお風呂に入っても同じ湯だという事だ。
お湯の使い方は旅館毎に違うだろうがお湯が全て同じとはおもしろくない。
後でガッカリした温泉である。
アルカリ性単純泉
55℃ pH8.9
集中管理は致し方ないとしても、これだけ大きな温泉地で2300ℓは少ないかな~。
旅館50軒で、各50ℓ弱。
男女別大浴場や露天風呂もあるでしょうし、部屋付き露天などもあるかも。
お湯が足りないので循環するしかないですね
せめて共同浴場くらいは源泉掛け流しにして欲しいものです。