おんせんたまごのお気楽日記

東北の山・温泉・お蕎麦を中心に、お気楽主婦の日常をつづったブログです。 私の備忘録でもあります。

熊野古道八鬼山の落書き

2008年06月11日 | お出かけ

4月に行った熊野古道八鬼山で見た落書き。
うっそうとした石畳の古道に突然現れた派手な蛍光色。
「世界遺産反対」「ゆすりユネスコ」「行政の犯罪」etc











誰がいったい何のためにこんな事を!
あまりに毒々しい色に腹立たしさを覚えると同時に悲しくなってくる。
何も、杉の木に書かなくてもいいのに・・・
他に訴え方があるだろうに・・・


だが、帰ってから色々調べていくうちにわかってきた事がある。

山の持ち主は世界遺産になった事で自分の山の木を切り出すこともできないらしい。
そのための生活保障のようなものはなかったのだろうか。
また、地権者と行政できちんとした話し合いがあったのだろうか。

あれは単なる落書きではない、抗議なのだ。
大切に育てた杉にこんな事を書かなければならない山の持ち主の気持を考えると胸が痛む。

観光客は「世界遺産」を見に行くだけだ。
そこで生活をしている人達にとって「世界遺産」とは何だろう。

私の軽い頭ではとうてい考えられない難しい問題だ。



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