![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/9c/8a7423d717bcfe49efba97db3f5d1d31.jpg)
4月に行った熊野古道八鬼山で見た落書き。
うっそうとした石畳の古道に突然現れた派手な蛍光色。
「世界遺産反対」「ゆすりユネスコ」「行政の犯罪」etc
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b7/4bc123e8cf522853a6d50ef2161dbe6f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/50/30c9fae871290e93f7f4fdbf8190890e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/b0/c6c0d3810c39fef974da3ab000230bfd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/63/6b70205260c7e0c4f44a0f13fbddb0ee.jpg)
誰がいったい何のためにこんな事を!
あまりに毒々しい色に腹立たしさを覚えると同時に悲しくなってくる。
何も、杉の木に書かなくてもいいのに・・・
他に訴え方があるだろうに・・・
だが、帰ってから色々調べていくうちにわかってきた事がある。
山の持ち主は世界遺産になった事で自分の山の木を切り出すこともできないらしい。
そのための生活保障のようなものはなかったのだろうか。
また、地権者と行政できちんとした話し合いがあったのだろうか。
あれは単なる落書きではない、抗議なのだ。
大切に育てた杉にこんな事を書かなければならない山の持ち主の気持を考えると胸が痛む。
観光客は「世界遺産」を見に行くだけだ。
そこで生活をしている人達にとって「世界遺産」とは何だろう。
私の軽い頭ではとうてい考えられない難しい問題だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます